現在リスティング広告を配信しているんだけど、SEOとどういう違いがあるのか、本当にリスティング広告を配信しておくべきなのか知りたい…。
リスティング広告とSEOは似ているように思うけど、実は大きく違うんだ!
検索サイトの検索結果画面には、リスティング広告とSEOの両方の枠が存在しています。
同じ画面上に表示される両枠ですが、仕様は全く異なっています。
そこでこの記事では、リスティング広告とSEOの違い、また二つの枠が併用した場合の効果について解説していきます。
リスティング広告とSEOの違い
GoogleやYahoo!で検索すると、自然検索とも呼ばれるSEOの枠と有料検索と呼ばれるリスティング広告の枠が表示されます。
どちらもキーワードを検索したユーザーに対して表示させることができますが、その仕様は大きく違っています。
掲載面の違い
検索サイトや設定、キーワードによって枠の数は変わりますが、リスティング広告は1ページ内に6~10枠ほど、SEOは10枠が用意されています。
なお、リスティング広告でそのキーワードを登録している企業がいない場合は、リスティング広告の枠は表示されず、SEOだけが表示されることになります。
費用面の違い
リスティング広告では、同じキーワードで出稿している企業が多ければ多いほど、クリック単価が引き上がり費用が増えていきます。
クリック率の違い
キーワードによって異なりますが、検索しているユーザーの中には、広告自体を嫌っているユーザーも多く、リスティング広告が見向きもされないという場合があるため、リスティング広告よりもSEOの方がクリック率が高くなりやすいです。
上位表示の仕組みの違い
リスティング広告は、掲載順位の決まり方がオークション入札という入札単価と品質スコアの値によって決まります。
そのため、上位に表示させたい場合は入札単価を引き上げることで、すぐに掲載順位を上げることができます。
一方SEOでは、Googleがサイト内のコンテンツを巡回(クローリング)し、キーワードに対するユーザーの利便性を様々な基準で判断して順位が決まります。
この判断基準には、100以上のシグナルが用意されており、ビックワードなどのキーワードで上位表示させるためには、しっかりとコンテンツを作成していく必要があり時間がかかります。
メリットとデメリット
リスティング広告のメリットとして、入札単価を使ってコントロールすることが出来るので、特定のキーワードですぐに上位表示させることができ、即効性が高いです。
その反面、リスティング広告は費用が発生し、キーワードによって単価が大きく高騰してしまうというデメリットがあります。
一方、SEOの最大のメリットは、費用をかけずにサイトに集客できることです。
その反面、Googleの判断に全てをゆだねることになりますので、上位に表示させるためには時間がかかってしまうというデメリットがあります。
リスティング広告とSEOの併用は効果があるのか?
1つのキーワードに対してリスティング広告枠もSEO枠も、両方を上位に表示させるということが可能になっています。
では、SEOで上位表示が出来ているキーワードに対して、リスティング広告を配信することに効果はあるのでしょうか?
実際の自身の経験として、SEOが上位表示されている場合、リスティング広告を配信してもサイト合算の流入数が増えるということはありませんでした。
つまり、リスティング広告を配信すると、今までSEOとして無料でサイトに流入していたユーザーに対し、あえてお金を払ってサイトに誘導していることになります。
これだけ聞くと、リスティング広告は配信しない方が良いと考えられますが、この後にSEOで流入したユーザーとリスティング広告で流入したユーザーを調査したところ、リスティング広告で流入したユーザーの方が、より売上に繋がりやすくなるという傾向がでました。
この検証に関しては、「指名ワードの出稿は無駄コスト?LTV向上に効果あり?」の記事で指名ワードを使って解説していますので、参考にして頂ければと思います。
あくまでもこれには様々な考え方がありますので、一概にこれが正しいと思わず、数値から配信すべきかどうかを判断していくようにしましょう。
まとめ
リスティング広告とSEOは重複することもあるから難しいんだね!
企業ごとに考え方が大きく変わるんだよ!
今回はリスティング広告とSEOの違いと、併用した場合の効果について解説させて頂きました。
リスティング広告とSEOでは大きく仕様が異なりますが、掲載される画面が同じなので、重複してしまう場合があります。
どのように使い分けるかはその企業次第で異なりますので、しっかりと考えてから判断して頂くのが良いかと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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