リスティング広告を調べていたら限界がある広告と聞いたけど、なぜ限界があるのか知りたい…。
ユーザーに検索されないと広告配信できないからなんだ!
リスティング広告は費用対効果が高く配信することも多いWeb広告ですが、限界があるというデメリットがあることも忘れてはいけません。
検索連動型広告とも言われるリスティング広告は、ユーザーにキーワードを検索してもらえないと広告を配信することすらできないからです。
今回は、リスティング広告の最大のデメリットである限界という点について、解説していきます。
リスティング広告の限界とは?
「リスティング広告の費用対効果が高いなら、どんどん予算を増やして配信させたい」と考える方もいらっしゃいますが、予算が増えたとしてもコンバージョン数がそれ以上伸びない、いわゆる限界と呼ばれる地点がリスティング広告にはあります。
そもそもどうしてリスティング広告の費用対効果が高いかというと、配信ターゲットとして獲得見込みのユーザーに訴求をすることができるからです。
しかし、この獲得見込みユーザーの数には限界があるため、その限界以上の予算を投下させてしまうと、ビジネスから少し離れたユーザーに広告が配信されてしまい、少しずつ獲得に繋がりにくくなります。
リスティング広告では、運用最適化も重要ですがこの限界地点をしっかりと把握しておくことも大切なひとつになります。
リスティング広告の限界地点
それではリスティング広告にとって、どの部分が限界地点と言えるのでしょうか?
キーワードの検索数
リスティング広告は検索連動型広告であり、ユーザーが検索したキーワードに連動して配信する広告になります。
反対に考えると、管理画面にキーワードを登録していてもユーザーが検索しない限り、配信されることがない広告です。
そのため、登録したキーワードを検索される回数によって広告の配信量は大きく変わり、そのキーワードを検索するユーザー全てに広告配信されている状態が、リスティング広告の限界地点と言えます。
キーワードの検索数は、「欲しい」「調べたい」というユーザーの数に比例し、ユーザーの需要やトレンド、市場によって大きく異なっており、この検索数をコントロールすることは非常に難しいです。
つまり、ユーザーからの需要が無いサービスはリスティング広告には向きづらいサービスといえます。
新しいキーワード拡張は獲得見込みユーザーから外れやすい
リスティング広告が限界を迎えた際に、新しくキーワードの拡張を行うという施策があげられます。
新しいキーワードを追加することで、これまでとは違ったユーザーに広告配信することができるので、限界を超える可能性があります。
想定していなかったユーザー層が獲得に繋がると分かれば、ビジネスにとっても大きなチャンスになりますので、このキーワード拡張は行っていくべき施策です。
ただ、例えば「自転車」の商品を訴求していて「自転車」関連のキーワードで限界を迎えたから、健康を気にしている「健康」や「メタボ」といったキーワードを拡げていこうとすると、「自転車」と検索しているユーザーよりも獲得見込みは薄くなり、配信しても獲得しにくくなるということが考えられます。
そのため、予算を拡げてキーワード拡張しても、獲得見込みユーザーから離れてしまっていればCPAが上がってしまう傾向が高いです。
もし「自転車を買って健康になろう」というメッセージをユーザーに送るのであれば、リスティング広告ではなくコンテンツ連動型広告などを活用して、健康に関するサイトにターゲティング配信をしていく方がおすすめです。
このように配信することで、リスティング広告では自転車に関するニーズを持ったユーザーにしっかりとターゲティングして、コンテンツ連動型広告では健康に関するニーズを持ったユーザーから自転車の需要を生み出していくという戦略で配信していくことができます。
PULL型広告ともいいますが、リスティング広告は獲得に繋げることが大きな役割となっており、ユーザー層を拡大化していく役目にはあまり向いていません。
リスティング広告が限界を迎えた場合は、先ほどのコンテンツ連動型広告などのPUSH型広告を使ってユーザーの需要を高めていくプロモーションが効果的になっていきます。
まとめ
リスティング広告は市場によって限界点が異なるんだね!
リスティング広告以外の広告も上手く活用しながらビジネスを大きくしていけるといいね!
今回は、リスティング広告の限界について解説をさせて頂きました。
リスティング広告はキーワードの検索数が全てですが、むやみにキーワードを拡げすぎると獲得効率が大きく低下してしまいます。
獲得見込みユーザーの数には限界があり、それはリスティング広告の限界にも繋がっています。
この獲得見込みユーザーはしっかりとリスティング広告で刈り取りつつ、他の広告を使って上手くユーザーの需要を増やしていくことが大切です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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