こんばんわ、イノアークスの渡邊です。
今回はキーワードサスペンドについて記載していこうと思います。
キーワードサスペンドという言葉は聞いたことが無い方も多いのでは無いでしょうか?
Webに関わる人だけでなくリスティング広告に従事している人間でも知らない人がいたりします。
ただキーワードサスペンドはとても厄介で、もし今入札単価を上げているのに全然リスティング広告が表示されないという場合は、キーワードのサスペンドが起きている状態かもしれませんよ。
キーワードサスペンドとは?
キーワードの検索ボリューム数が少なすぎて、リスティング広告が掲載されないという状況をキーワードサスペンドといいます。
どのくらいの検索ボリューム数の場合に発生するかどうかは分からず、出稿してみて
「あれ?表示されない?」
となりキーワードサスペンドが起きてしまっていることが分かります。
これは入札単価や競合の出稿に関わらず表示されない状態になっています。
なお管理画面上のキーワードの項目で検索ボリューム数が少ないという表記がされている場合はサスペンドがかかる場合がありますので注意が必要です。
リリースしたばかりは特に発生しやすい?
サービスやアプリをリリースしてすぐに広告を出稿したい企業って多いですよね。
ただリリースしたばかりはまだ世の中でそのサービス名やアプリ名を知られていないので、検索数が圧倒的に少ないです。
そのためこのキーワードサスペンドが発生しやすくなります。
なかなか厄介な仕様ですよね。
リリースしたてはSEOでの検索順位がすぐに上がらないからリスティング広告を出稿したいのに「出せない…」となってしまうのですから。
マス広告との連動とも注意
マス広告とは、テレビのCMや看板広告などのンラインではなくオフライン上での広告を指すのですが、最近は良くCMの最後に「○○で検索」などと書かれていたりしますよね。
このキーワードをリスティング広告で出稿して、CMを見て調べたユーザーをオンライン側で誘導する役目になっているのですが、これをどのキーワードにするかを考えるときにキーワードサスペンドが発生しないように選択する必要があります。
そうしないとせっかく検索したのにその会社のことが何も出てこないとなってしまいますから。
ただ他社が出稿しにくいようにちょっとニッチなワードを選んでしまうため、下手をするとキーワードサスペンドがかかってしまいます。
またどのワードがサスペンドにかかるか分からないこともありますので、おすすめは一度そのキーワードを購入してみて実際に表示されるかどうかを調べてから、マス広告と連動したキーワードを選んであげると良いかもしれません。
キーワードサスペンドの対策について
キーワードサスペンドにかかってしまったらどうすればいいのか?
答えはただひとつ、検索数を増やすしかありません。
過去にはYahoo社などに連絡するとキーワードサスペンドを解除することが出来たのですが、現在はそれがなくひたすら検索数を上げないと出ません。
また検索数を上げるために自分で何度も検索する方がいるのですが、もしそれで表示されたとしてもまた検索数が減少してキーワードサスペンドになってしまう場合があります。
やりすぎるとスパム扱いになる可能性もあり、下手したらSEOの順位に影響を与えますので、人力対策は止めましょう。
みんなが検索してくれるように認知を拡げたりする施策を行っていく必要があるでしょう。
前述のマス広告の事例では、マス広告を出稿すると認知が増えていきますので、検索数が増えた段階で広告が表示されるようになります。
認知施策に適した広告はまた別にありますので、ご紹介させていただきます。
まとめ
以上がキーワードサスペンドについてでした。
リスティング広告はお金でそのキーワードの枠を抑えられるのに、このサスペンドがかかってしまうとお金は無力になりますね。
獲得だけを見る企業様も多いと思いますが、認知にも力を入れることでリスティング広告のパフォーマンス改善に繋がります。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
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