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リマケ可能なGmail広告を使えばGDNのパフォーマンスがさらに改善!

ディスプレイ広告

こんにちわ、イノアークスの渡邊です。

Googleのディスプレイネットワーク、GDN広告を運用されている方も多いと思いますが、みなさんはどんなターゲティングで回されていますか?


「これまで色々と試したけど、CPAを考えるとリマケメインかな?」

「リマケ以外も本当はもっと回したいんだけど、獲得効率が良くないので結局回せていない…」


と、サービスの種類にもよりますが、どうしてもリマーケティングのCPAが良いから、費用もそちらに寄りがちですよね。

僕はそれが悪いこととは思いませんし、リマケでの獲得数を伸ばせば伸ばすほど、他のターゲティングにチャレンジ出来る余剰も増えていくはずです。

そこで今回は、


「さらにリマケでの獲得を伸ばしていきたい!」


という方に向けてGmail上に出稿出来る広告の事例を交えてご紹介させていただきます。

導入は難しくないので、是非一度Gmail広告を活用してみて頂ければと思います。

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Gmail広告とは何か?

Gmail広告とはGDNの配信の1つで、名前の通りGmail上に出稿出来る広告になります。

始めに、どこに配信されるのか?やバナーやサイズなどの仕様をご紹介いたします。

配信面

配信面は先ほどお伝えした通り、Gmail上になります。


「Gmail上と言ってもどこに表示されているの?」


その気持ち、スゴく分かります(笑)

人によっては表示されていない方もいるのです。

なぜなら、、、実はGmail広告はGmail上の中でも「プロモーション」もしくは「ソーシャル」というタブの中に広告が出稿されます。

Gmailには「受信トレイ」「ソーシャル」「プロモーション」「新着」「フォーラム」というデフォルトで5つのトレイがあるのですが、この内のメルマガやクーポンメールなどが振り分けられる「プロモーション」、FacebookやTwitterなどのメールが振り分けられる「ソーシャル」のタブを表示しているユーザーに広告が掲載されます。

以下が掲載例になります。

なお次の項目で説明させて頂きますが、Gmail広告はまずGmail上に折りたたみ広告が掲載されて、それをクリックするとエキスパンド広告が掲載されるという仕組みになります。

[Webブラウザ]

1.折りたたみ時

2.エキスパンド時

[アプリ]

1.折りたたみ時

2.エキスパンド時

メルマガやクーポンのメールを良く見ているユーザーは、


「お得な情報などを早く手に入れたい!」


という方もいると思いますので、広告を掲載するユーザーとしては良いかもしれませんね。

その代わり、


「プロモーションのタブなんて見ないよ!」


という方も多くいらっしゃいますので、配信量は少なめの枠ではあります。

配信仕様

先ほど少しご紹介させて頂きましたが、Gmail広告はメールと同じように最初は折り畳まれている広告で、クリックするとエキスパンドと呼びますが開いて広告の訴求を表示することが出来ます。

さらにそのエキスパンドされた広告の中から自社のサイト内などリンク先を設定できユーザーを遷移させることが出来ます。

メールとほぼ同じような感覚ですね!

ただ最初の折り畳まれている状態をクリックしたタイミングが課金(広告費発生)のタイミングになりますので、通常の広告と比べると遷移までに一手間かかってしまう広告となります。

ターゲティング

続いてターゲティングですが、基本的にはGDN広告で実施できるターゲティングを使うことが出来ます。

例えば以下のようなターゲティングです。

  • リマーケティング
  • 類似ターゲティング
  • カスタムインテントオーディエンス
  • インテント
  • アフィニティカテゴリ
  • ユーザー属性

ただしGmail上ということで配信面が限られてしまいますので、以下のターゲティングを使用することは出来ません。

  • プレースメントターゲティング
  • トピックターゲティング
  • カスタムアフィニティカテゴリ

中でもリマーケティングを実施できるのはとても大きなポイントですね!

先ほどの項目でもお伝えした通り、通常の広告と比べるとサイト遷移までが2回クリックする必要があるため、リマーケティングなどのモチベーションが高めのユーザーにターゲティングを設定するのがおすすめです。

入稿内容

GDNでレスポンシブディスプレイ広告を回したことがある方は分かると思いますが、アセットと呼ばれているテキスト・画像・動画の素材を入れることで自動で組み合わせが作られて、簡単に配信することが出来ます。

またメルマガのようにHTMLを組んでそれをアップロードして入稿することも出来ます。

アセットで入稿する

アセットで入稿する場合は以下を準備する必要があります。
(※は必須項目です)

記入項目要件
※ビジネスの名前半角20文字以内
※見出し半角25文字以内
※説明文半角90文字以内
※最終ページURLリンク先のページを指定
※ロゴ画像1200×1200
※マーケティング画像1200×628
カスタムキャッチコピー見出し半角25文字以内
カスタムキャッチコピー説明半角90文字以内
行動を促すフレーズ半角15文字以内

詳しくは以下のヘルプページにも記載がありますので、ご確認ください。

About Demand Gen campaigns - Google Ads Help
Demand Gen Introduction For subtitles in your language, turn on

HTMLで入稿する

アセットの場合は、テキストと画像と動画が自動で組合わさることで出稿されますが、それとは異なりHTMLで組んだ内容をアップロードして広告として出稿することが出来ます。

仕様は少しややこしく以下のページにまとまっていますので、リッチなクリエイティブで回したい場合は参考にしていただければと思います。

About Demand Gen campaigns - Google Ads Help
Demand Gen Introduction For subtitles in your language, turn on
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Gmail広告でのリマケ配信

これまでGmail広告の仕様についてお伝えさせていただきましたが、Gmail広告ではリマーケティングを実施出来ることが大きなポイントになってきます。

通常のリマケとの比較

通常のGDNでのリマケ広告と比べるとGmail広告のリマケはどのくらい影響があるのでしょうか?

以下、私が担当させていただきましたエンタメ系企業のプロモーションでのそれぞれの実績比較になります。

配信メニューIMPClicksCTRCPCCOSTCVCVRCPA
GDN広告(リマケ)5,800,55018,7270.32%\61\1,147,069610.33%\18,804
Gmail広告(リマケ)81,7269,99212.23%\15\154,639330.33%\4,686

Gmail広告のクリック数については、課金のタイミング=エキスパンドした回数になります。

配信量(IMP)は通常のGDNと比較すると圧倒的に少ない傾向です。

ただしCPCが圧倒的に低くCVRも通常のリマケと同じくらいになっていますので、CPAは通常よりも大幅に安く獲得できていることが分かります。

レスポンシブ広告と比較したメリット

GDNでレスポンシブ広告を実装していると、プレースメントの配信先にGmailのドメインが出てきていることがあります。

つまりGmail広告のキャンペーンを作らなくてもGmailの配信面に出稿することが出来るのですが、あえてGmail広告のキャンペーンを作るメリットはあるのでしょうか?

先ほどの数値のGDN広告が実はレスポンシブ広告を入稿しており、Gmail広告枠にも配信がされていましたので、GDNのGmail配信分だけを抽出して再度比較をしてみます。

配信メニューIMPClicksCTRCPCCOSTCVCVRCPA
GDN広告(リマケ)25,1913,25412.91%\20\66,81370.21%\9,544
Gmail広告(リマケ)81,7269,99212.23%\15\154,639330.33%\4,686

どちらもCPAは低く推移出来ていますが、やはりGmail広告枠に対しては専用のGmailキャンペーンを準備した方が効果は良好でした。

Gmail専用のキャンペーンにすることで、折りたたまれている状態でのキャッチコピーを変更することが出来るので、そこによる変化が大きいものと考えられます。


以上よりGmail広告は配信量が少ないもののCPAなどの成果としてはGDNと引けを取らないものになりますので、Gmail広告を行うことでGDNの件数をさらに最大化することが出来るはずです。

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Gmail広告で他におすすめのターゲティング

ここまでGmail広告でのリマケ配信を行うことでGDNのさらなる改善に繋がるとお伝えさせていただきました。

ここからはリマケ以外でのターゲティングで実施を検討しているユーザーにおすすめのターゲティングをご紹介させていただきます。

ライフイベント

ライフイベントによるターゲティングは通常のGDN広告では出来ず、Gmail広告もしくは動画広告のみが対象となるターゲティングです。

人生における大きなイベントの節目を迎えるユーザーにターゲティングを行うことが出来るものになります。

具体的には、

  • 最近マイホームの購入をしたもしくは購入予定
  • 最近大学を卒業したもしくは卒業予定
  • 最近定年退職したもしくは退職予定
  • 最近引っ越ししたもしくは引っ越し予定
  • 最近犬・猫を飼い始めたもしくは飼う予定
  • 最近結婚したもしくは結婚予定
  • 最近自宅のリフォームをしたもしくはリフォーム予定
  • 最近起業したもしくは起業予定
  • 最近転職したもしくは転職予定

というような一つの節目を迎えるユーザーもしくはこれから迎えるユーザーに対してGmail広告を配信することが出来ます。

カテゴリ自体は限られているのでサービスによって合う合わないは出てきますが、例えばネット回線を提供しているサービスなどであれば最近引っ越ししたユーザーは契約してくれる可能性が高いのでターゲティングしてみるのも良いと思います。

他にも会計処理を提供しているサービスであれば最近起業したユーザーを狙うのも良いと思いますし、旅行会社であれば1~3月に大学を卒業予定のユーザーに卒業旅行の訴求を打つということも出来ますね。

このように通常のGDN配信では出来ないターゲティングがGmail広告では行うことが出来ますので、もし貴社のサービスでこのライフイベントが合うものがあれば一度試してみてみることをおすすめいたします。

(終了)ドメインターゲティング

ドメインターゲティングは2017年に廃止されてしまったターゲティングで、現在は使用できないのですが、過去のGmail広告では一番ユニークなターゲティングでしたので紹介させて頂きます。

メールのドメインを指定して入稿することで、そのドメインからのメールを受信しているユーザーに対してGmail広告を配信することが出来ていました。

つまり競合他社のメルマガなどを受信しているユーザーに対して、自社のアピールポイントを訴求して、


「乗り換えしませんか?」


をユーザーに訴求出来たことが大きなメリットです。

ただしプライバシーの問題により、Gmail内の内容を元に配信することが停止されてしまったため、ドメインターゲティングは配信出来なくなりました。

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YDNのブラパネ枠もおすすめ

ここまでGmail広告をメインにお話しさせて頂きましたが、リマーケティングを用いてさらに獲得数を伸ばしていきたいという方には、Yahoo!のブラパネ広告もおすすめですので簡単にご紹介させて頂きます。

ブラパネ広告の仕様

ブラパネ広告とはブランドパネル広告の略称で、Yahoo!のトップページに出稿される広告になります。

以下の右枠の赤色で囲っている部分が掲載箇所になります。

元々このブラパネ広告は純広告として販売されていた枠なのですが、2019年よりYDNでクリック課金(静止画)にて配信できるようになりました。

また最低クリック単価がこれまで150円(配信当初は250円)と決まっていましたが、2019年5月より最低クリック単価の制度が撤廃されています。

配信クリエイティブは、静止画であれば600×600サイズのバナー、動画であれば640×360(アスペクト比16:9)もしくは600×600(アスペクト比1:1)です。

配信デバイスはPCとタブレットのみで、スマホには配信されません。

ブラパネのリマケ配信の事例

このブラパネ枠にリマーケティングで配信している案件があり、通常のYDNのリマケ配信(PC)と比較した結果が以下となっております。

配信メニューIMPClicksCTRCPCCOSTCVCVRCPA
YDN(PC+TAB)8,102,7371,8500.02%\156\288,964392.11%\7,409
ブラパネ配信328,7121,9970.61%\170\339,878341.70%\9,996

ブラパネの配信枠が大きい、かつ注目されやすい箇所に配置されていますので、CTRは通常の広告と比較すると高くなっています。

CPCは最低クリック単価の制度がある時の数値のため、まだ高い傾向ではありますが、CVRも通常枠と引けを取らず、CPAも若干は上がっているものの遜色ない結果となっています。

もしYDNでリマケ配信を行っていてある程度獲得が詰めているようでしたら、最低クリック単価が撤廃されたこともありますので、Gmail広告と一緒にブラパネ広告の配信も検討してみてください。

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まとめ

今回はGDN広告で現在獲得数は伸びているが、さらに伸ばす場合にGmail広告を用いたリマケ配信がおすすめというのをまとめさせていただきました。

リマケでの獲得数を伸ばしていくことは全体の成果に関わることにもなりますので、まだGmail広告を実施したこと無い方は是非今回の記事をご参考に活用していただければと思います。

またGmail広告もリマケ以外でのライフイベントというユニークな配信が出来たり、YDNでのブラパネ配信もリマケであればおすすめできますので、自社のサービスに応じて媒体およびメニューの選定をしてみて頂けたら嬉しいです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

ディスプレイ広告
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この記事を書いた人
Tomoya Watanabe

リスティング広告の運用歴は7年で、広告代理店も広告主側もどちらも経験してきました。記事では、自らのリスティング広告の運用の経験から、実際にやってみて上手くいったことだけでなく、失敗したこともすべてリアルに解説していきます。

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