「TrueView for actionって初めて聞いたけど、どんなメニューなのか?」
「通常のTrueView広告と何が違うの?」
こんなお悩みをお持ちではありませんでしょうか?
TrueView広告と言っても様々なメニューがあり、TrueView・TrueView for action・TrueView for reach・Bumperなどがありますが、今回はその中でもTrueView for actionについて説明させて頂きます。
TrueView for actionとは、TrueView広告の中でも獲得に繋がりやすい配信メニューです。
なぜなら通常のTrueView広告の配信形態とは異なり、コンバージョンによって最適化される仕組みを持っているからです。
具体的には、TrueView広告を見ている最中にサイトへリンクできるアクションボタンや訴求などを追加することが出来るので、広告のCTRが高まりやすくその結果コンバージョンにも繋がるというメニューです。
今回はそんなTrueView for actionに関して、仕様から特徴、メリットなどをご紹介させて頂きます。
TrueView広告とは?
TrueView広告とはYouTube上に配信される動画広告のことを指しています。
みなさんがYouTubeで動画を見る際に、最初や途中に広告が入るときはありませんか?
5秒後にスキップが出来る広告などあると思いますが、それらがTrueView広告です。
そんなTrueView広告には大きく4つの配信メニューがありまして、
- TrueView広告
- TrueView for action
- TrueView for reach
- Bumper
それぞれにおいて配信の目的や仕様が異なります。
TrueView for actionの立ち位置とは?
先ほどのTrueView広告の4つの配信メニューから、TrueView for actionの立ち位置を説明させて頂きます。
上の図の赤枠がTrueView for actionの立ち位置となっており、他の広告と比べても「獲得数の向上」を目的としたメニューになっています。
しかし、どうしてTrueView for actionは「獲得数の向上」に繋がるメニューなのでしょうか?
それは配信の仕様とクリエイティブが異なるためです。
TrueView for actionの配信仕様
先ほどの4つの配信メニューを今度は入札のアプローチ順に比較してみます。
配信メニュー | 入札アプローチ |
TrueView for reach | CPM |
Bumper | CPM |
TrueView インストリーム | CPV |
TrueView for action | CPA |
それぞれの配信メニューによって異なりますが、TrueView for action以外のメニューに関してはCPVおよびCPMで入札調整を行っていきます。
そのため、どちらの入札も視聴回数が多いユーザーや表示されやすいユーザーに配信が寄っていく仕組みになっています。
しかし、TrueView for actionはCPAで入札調整を行っていきます。
そのため、他のメニューとは異なりコンバージョンに繋がるユーザーに向けて配信が寄っていきます。
つまり配信仕様として、「獲得数の向上」に繋がりやすいメニューと言えます。
TrueView for actionのクリエイティブ
またもう一点、ほかの広告と比べて獲得に繋がりやすい要因があります。
それは配信クリエイティブです。
TrueView for actionのクリック出来る箇所
まず通常のTrueView広告は、実はそもそもクリック出来る箇所がかなり少なくなっています。
以下の赤枠部分がクリック出来る箇所になっています。
【PC】
【SP】
もちろんクリックするユーザーもいらっしゃいますが、ほとんどはスキップをするかそのまま広告を見て終わります。
しかしTrueView for actionを設定すると、以下のようにクリック出来るポイントを増やすことが出来ます。
【PC】
【SP】
どうでしょうか?
クリックしやすい表記になっていますよね。
これによりクリック数が増えることで、コンバージョン数の向上に繋げることが出来ます。
TrueView for actionの広告配信後の画面
またもう一点、クリエイティブで他のメニューと差別化されているものがあります。
それは広告の配信後にあります。
通常のTrueView広告の配信後はYouTubeの動画が流れるだけです。
そのため広告である程度のインパクトがない限り、忘れてしまうことが多いと思います。
しかしTrueView for actionは、配信後とYouTube動画の再生の間にアクションボタンが表示される時間があります。
つまりTrueViewの動画広告を見て興味をもったユーザーは、その間の7秒の間にクリックすればサイトに訪れ実際にアクションを行ってもらえる可能性が出てきます。
なおその7秒の間に表示されるのは、以下のように訴求内容とアクションボタンのみが表示されています。
TrueView for actionの配信事例
TrueView for actionが他のTrueView広告と比べて、配信の仕様が異なりクリエイティブもアクション出来る訴求が増えていることで、「獲得数の向上」に繋がりやすいメニューということが分かっていただけたと思います。
しかしながら、
「本当に配信したら獲得に繋がるの?」
という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで実際に通常のTrueView広告とTrueView for actionを同時に配信した事例がございます。
結果としては、通常のTrueView広告と比べて、CTRが約6倍、CVRが約5倍、CPAは約1/28と大幅に改善しておりますので、もしご興味ある方は以下の記事をご覧いただければと思います。
まとめ
TrueView for actionの仕様や配信クリエイティブなどをまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
通常のTrueView広告と比べて目的が異なり、獲得数の向上に繋げられるような配信仕様やクリエイティブになっていることが分かったかと思います。
今回の記事をお読みいただいて実際にTrueView for actionを使ってみたいと思った方は、管理画面での設定や入稿内容を下の記事にまとめておりますので、宜しければご覧いただけますと幸いです。
TrueView for action以外のYouTube広告の種類が知りたい方は、以下の記事をご覧いただければと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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