現在リスティング広告を配信しているんだけど、プロモーション表示オプションがどんな機能なのか知りたい…。
プロモーション表示オプションはGoogle広告でセール訴求の枠を追加することができる広告表示オプションの一つなんだ!
リスティング広告を配信する上で、広告表示オプションを設定すると広告ランクが高まり他社と比較して優位に広告を運用することができるようになります。
この広告表示オプションには様々な種類のものがありますが、Google広告の中でセールの訴求を追加することができるのが、プロモーション表示オプションと呼ばれる機能になります。
今回はこのプロモーション表示オプションについて、どんな機能で、どんなメリットがあるのか、また実際に使ってみた配信事例と設定方法を解説いたします。
プロモーション表示オプションとは?
プロモーション表示オプションとは、Google広告で活用できる広告表示オプションの一つで、セールやスペシャルオファーなどのお得になる情報をリスティング広告に追加することができる機能になっています。
プロモーション表示オプションの仕様
プロモーション表示オプションを使うと、リスティング広告の広告文の下に以下のようにセール情報を表示させることができます。
表示の仕様としては、特定の商品やサービスの割引額もしくは割引率を表示させることができ、ユーザーがこのプロモーション表示オプションをクリックすると、そのセールが記載されているページに遷移してもらうことができます。
割引額や割引率以外にも、バレンタインデーや母の日など行事のイベント名や5,000円以上購入した場合などのプロモーションに必要な要件を追加することもできます。
またプロモーション表示オプションを表示させている期間を設定することもできますので、セール期間中にだけ表示させるという使い方ができます。
プロモーション表示オプションの活用メリット
プロモーション表示オプションを活用すると、以下の3つのメリットがあります。
①ユーザーにセール内容を知らせる
②広告枠を拡げてCTRを高める
③広告ランクの改善に繋げる
①ユーザーにセール内容を知らせる
プロモーション表示オプションでは、セールの訴求を行うことができますので、ユーザーにセールの内容を知ってもらい、より購入意欲を高めることができます。
特にその商品を購入するかどうか悩んでいるユーザーに対しては、商品購入の後押しとなることがありますので、リスティング広告でセールの訴求を行う場合はプロモーション表示オプションを活用することをおすすめいたします。
②広告枠を拡げてCTRを高める
プロモーション表示オプションを含めて、リスティング広告で広告表示オプションを活用すると、広告枠自体を拡げることができます。
広告枠が拡がると、よりユーザーに気付いてもらいやすくなり、基本的にはCTRを高める効果があります。
ただし、広告表示オプションは広告ランクや掲載順位によって表示される数が変わってくるため、プロモーション表示オプションを活用することで拡張サイトリンクなどのCTRが高くなりやすい他の広告表示オプションが表示されにくくなってしまい、逆にCTRが下がるということも起きます。
そのため、プロモーション表示オプションを設定した後は、しっかりと数値変動を追っていくようにしましょう。
③広告ランクの改善に繋げる
広告ランクを決める要素は、品質スコア×入札単価+広告表示オプションとなっており、広告表示オプションを設定することで広告ランクが上がりやすく、他社よりも優位に広告を配信させることができます。
広告表示オプションが広告ランクに与える影響は大きくはありませんが、設定している方が少しでも高くなり、広告ランクが上がると掲載順位が上がるだけでなく、他社のクリック単価を高騰させる役割にも繋がりますので、プロモーション表示オプションで設定出来るセールがある場合は活用していきましょう。
プロモーション表示オプションの配信事例
実際にプロモーション表示オプションを配信した事例を紹介いたします。
広告表示オプションの中でもクリックすることができるサイトリンク表示オプション・価格表示オプション、そしてプロモーション表示オプションの3つを設定している広告で、それぞれの広告表示オプションがクリックされている数値を集計してみました。
種類 | IMP | CL | CTR | CPC | COST | CV | CVR | CPA |
サイトリンク表示オプション | 1,053,491 | 26,533 | 2.52% | ¥33 | ¥869,498 | 163 | 0.61% | ¥5,334 |
価格表示オプション | 51,170 | 17 | 0.03% | ¥107 | ¥1,827 | 1 | 5.88% | ¥1,827 |
プロモーション表示オプション | 72,397 | 150 | 0.21% | ¥60 | ¥8,942 | 5 | 3.33% | ¥1,788 |
見て頂くと分かる通り、CTRは圧倒的にサイトリンク表示オプションが高く、プロモーション表示オプションと価格表示オプションはほとんどクリックされませんでした。
ただし配信母数は少ないものの、CPAはプロモーション表示オプションが一番安く配信することができていますので、よりCVに繋がりやすいユーザーをプロモーション表示オプションを使ってサイトに遷移させることができると言えるでしょう。
プロモーション表示オプションの設定方法
ここからは、プロモーション表示オプションの設定方法について解説していきます。
- 手順①「広告と広告表示オプション」のページに入り、タブで「広告表示オプション」を選択し「+」ボタンをクリックして、「プロモーション表示オプション」を選択します。
- 手順②追加先を「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択して、新規で作成するか、すでに作成されている内容で追加するかを選択します。
- 手順③年中行事から最適なイベントを選択すると、表示内容にイベント名を追加することができます。
- 手順④言語、通貨、プロモーションタイプ、アイテム名、最終ページURLを入力していきます。
プロモーションタイプは、「割引額」「割引率」「最大割引額」「最大割引率」を選択することができます。
アイテム名は、半角20文字(全角10文字)まで入力することができます。
- 手順⑤「プロモーションの詳細」と「表示させる期間」を設定して「保存」をクリックします。
プロモーションの詳細は、「次の金額以上お買い上げ」や「プロモーションコード」のその割引が行われる要件を記載することができます。
以上でプロモーション表示オプションの設定は完了となります。
なお、最終ページURLに設定したページ内に入力したイベントの内容が記載されていない場合は、審査落ちの対象となりますのでご注意ください。
まとめ
プロモーション表示オプションを活用すると、セールの訴求をユーザーに伝えることができるんだね!
他の広告表示オプションと比べるとインパクトは少ないけど、セール訴求を出すならおすすめだよ!
今回はGoogleのリスティング広告で活用することができるプロモーション表示オプションについて、概要や特徴、実際に配信事例などを解説させて頂きました。
プロモーション表示オプションを活用することで、ユーザーをサイトに遷移させなくてもセールの内容を伝えることができます。
数値で比較すると他の広告表示オプションに劣りますが、広告はユーザーに伝えることが重要になりますので、セールを行っている場合は設定しておくことをおすすめいたします。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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