リスティング広告はクリック課金だけど、クリック課金だと何が良いの?
クリック課金はクリックされなければ、広告費が発生しない広告なんだ!
リスティング広告の中でも検索連動型広告では、クリック課金によって広告費が発生します。
クリック課金の仕組みによって、興味のあるユーザーにのみ広告を配信するということが出来ますが、一方で単価が高くなりやすいという問題も生じてきます。
そこでこの記事では、クリック課金の仕組みからメリットとデメリットについて解説していきます。
クリック課金の仕組み
まずはクリック課金の仕組みから解説していきます。
クリック課金制とは?
クリック課金ってなに?
ユーザーがクリックすると広告費が発生するんだ!
クリック課金制とは、その名の通りでクリックされたタイミングで広告費が発生されるという仕組みになっています。
リスティング広告では、キーワードを検索した際に広告が表示されますが、この表示されただけでは広告費は発生していません。
キーワードを検索したユーザーが、その広告を見てクリックをしたタイミングで広告費は発生します。
クリック単価によって広告費が決まる
広告費はどうやって決まるの?
オークションでクリック単価が決まって広告費として計上されていくんだよ!
クリック課金では、1クリックにおけるクリック単価というものが決まっていて、クリック回数に応じて以下の計算式で広告費は決まっていきます。
広告費=クリック単価×クリック回数
クリック単価は英語でCost Per Clickとなり、頭文字を取ってCPCとも呼ばれることがあります。
またリスティング広告では、このクリック単価はオークション入札と呼ばれるもので決まっています。
具体的には、ユーザーがキーワードを検索したタイミングで、同じキーワードで入札をしている広告同士でオークションが行われます。
このオークションの中で、クリック単価が決められていて、実際にユーザーがクリックをするとその金額が広告主の支払いとして増えていきます。
Facebook広告や他のWeb広告でも良く使われている
クリック課金ってリスティング広告だけなの?
いや、結構Web広告で使われていることが多い課金方式なんだ!
クリック課金の方式は、リスティング広告だけはなく様々なWeb広告で使われています。
他に良く使わることが多いFacebook広告でも、クリック課金での広告配信を行うことが出来ます。
テレビCMや駅の看板広告などでは、ユーザーがクリックのアクションを行うことが出来ませんが、Web広告はユーザーの直接的なアクションを計測することができるので、クリック課金方式で配信されていることが多いです。
コンテンツ連動型広告ではインプレッション課金も選べる
クリック課金以外にはどんなものがあるの?
インプレッション課金だったり、アフィリエイトなどでは成果報酬課金というものもあるよ!
リスティング広告の中でもコンテンツ連動型広告、その中でもGDNと呼ばれるGoogleのディスプレイネットワーク広告では、クリック課金以外にもインプレッション課金を選択することが出来ます。
インプレッション課金も名前の通りですが、広告が表示されたタイミングで広告費が発生するという仕組みになっています。
GDN以外でも、YouTube広告のBumper広告(バンパー)などがインプレッション課金として配信できる広告メニューになっています。
クリック課金のメリット
ここからはクリック課金によるメリットについて解説していきます。
クリック課金のメリットには、以下の2つが挙げられます。
興味のあるユーザーにだけ広告費が発生する
クリック課金にはどんなメリットがあるの?
クリックしていないユーザーには広告費がかからないから、興味のあるユーザーに対して広告費を使っていくことが出来るんだ!
リスティング広告でキーワードを絞って配信していたとしても、ユーザーの中には全く興味が無い人もいます。
例えば、ただ調べているだけであって、商品やサービスの購入は全く考えていないという場合です。
興味が無いユーザーにとっては、その広告が配信されたとしてもクリックすることはありません。
そのため、無駄なコストが発生せず、興味のあるユーザーにだけ広告費が発生するというメリットがあります。
サイト遷移で広告費が計上される
無駄なクリックが無いことは良いね!
うん、でもそれ以外にも広告費が発生するということは、ユーザーをサイトに集客することが出来ているということにもなるんだ!
もう一つクリック課金型のメリットとしては、リスティング広告ではクリックすると同時にユーザーを特定のサイトに遷移させることが出来ます。
そのため、広告費が発生すると同時にユーザーを集客することが出来ます。
つまり興味のあるユーザーにだけ、お金をかけてサイト遷移させるということが、リスティング広告では可能になります。
クリック課金のデメリット
反対にどんなデメリットがあるの?
クリック課金は単価が上がりやすいとも言われているんだよ!
では反対に、クリック課金型のデメリットを解説していきます。
クリック課金型の大きなデメリットとしては、クリック単価が高くなりやすいということです。
先ほどのメリットにもあった通り、クリック課金型では興味の高いユーザーをサイトに遷移させて、よりその商品やサービスの良さを伝えることができる広告です。
そのため、その後の売上に直結するということが多く、費用対効果の高い広告と言えます。
ただこの特徴は、他の競合企業においても同じなので、費用対効果が高いのであれば入札単価を上げる企業が増えてきます。
その結果、リスティング広告のオークションにおいてなかなか上位に掲載が出来なくなってしまったり、クリック単価が高くなっていくという傾向があります。
クリック課金の相場は業界によって大きく変動しており、安いと10円以下でも出せたりしますが、保険や金融などの競合が多い業界ではクリック単価が5,000円以上となる場合もあります。
まとめ
クリック単価って業界によって大きく変わるんだね…
リスティング広告は費用対効果が良いと言われるけど、業界によってクリック単価が上がりすぎてしまい効果が合わない場合も多くなってきているんだ!
今回はリスティング広告で使われているクリック課金について、仕組みやメリット、デメリットを紹介させて頂きました。
Web広告ではクリック課金型の広告媒体が多いですが、その中にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
特にリスティング広告では、キーワードで絞るということもあり、その業界で調べられやすいキーワードが少ないと1つのキーワードに入札が集中してしまい、クリック単価が上がりやすくなります。
もしあまりにもクリック単価の高い業界で広告を配信しようと考えている方は、リスティング広告の中でもGDNやYDNといったコンテンツ連動型広告の配信をおすすめいたします。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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