Googleのアウトストリーム動画広告の特徴と配信事例を徹底解説

アウトストリーム動画広告とは?YouTube広告

YouTube広告の配信を考えているんだけど、アウトストリーム広告がどんな広告なのか知りたい…。

ウトストリーム動画広告は、スマホのGDN面に動画で訴求できる広告なんだ!

YouTube広告といえば、動画を再生する前に5秒でスキップできるTrueViewインストリーム広告が有名ですが、そもそもインストリーム広告というのは動画の中に広告を配信するメニューのことを指しています。

今回解説するアウトストリーム広告は、このインストリーム広告と異なり動画の外、つまりブログ記事やニュースなどのウェブサイトを見ているユーザーをターゲットとした動画広告のことを指しています。

このアウトストリーム動画広告を活用することで、TrueViewインストリーム広告では配信できないYouTubeに来ていないユーザーに対して動画で訴求することができます。

今回は、YouTubeを活用したアウトストリーム動画広告について、仕組みや特徴、実際の配信事例、また活用方法を解説していきます。

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アウトストリーム動画広告とは?

アウトストリーム動画広告とは、Google広告でYouTubeにアップロードした動画を活用して、アウトストリーム広告として配信できるメニューのことです。

アウトストリーム動画広告の仕組み

アウトストリーム動画広告は、スマートフォンおよびタブレットデバイスのみに配信できる動画広告です。

もう少し具体的に説明すると、アウトストリーム動画広告を配信すると、スマートフォンデバイスのGoogleディスプレイネットワーク(GDN)の枠に対して、以下のようにテキストと動画を組み合わせて広告配信することができます。

このアウトストリーム動画広告が配信されたユーザーは、スマートフォンをスクロールして広告枠が50%以上表示されたタイミングで、動画が自動的に再生される仕組みとなっています。

アウトストリーム動画広告の単価・費用

アウトストリーム動画広告の配信費用は、vCPMと呼ばれる視認範囲のインプレッション課金方式となっています。

もう少し簡単に説明すると、ユーザーにアウトストリーム動画広告が配信されて、広告枠が50%以上表示されると動画が再生されます。

そしてその状態で2秒以上経過したタイミングが、広告費の発生する地点となります。

アウトストリーム動画広告のメリット

アウトストリーム動画広告を配信するメリットには、以下の2つがあります。

①YouTube以外のユーザーに動画で訴求できる
②GDNのターゲティングを活用して配信できる

①YouTube以外のユーザーに動画で訴求できる

アウトストリーム動画広告の配信面はGDNの枠になりますので、TrueViewインストリーム広告と異なりYouTubeに来ていないユーザーをターゲットにすることができます。

特にTrueViewインストリーム広告を配信している目的が認知ということであれば、アウトストリーム動画広告も合わせて活用することで、より多くのユーザーに対して動画を見てもらえるというメリットがあります。

②GDNのターゲティングを活用して配信できる

アウトストリーム動画広告では、GDNと同じターゲティング手法を活用することが可能ですので、より特定のユーザー層にのみ配信させることができます。

例えば、年齢や性別だけでなく、コンテンツターゲットでサービスに関連する記事に広告配信したり、カスタムインテントオーディエンスでサービスをより詳しく調べているユーザーをターゲットにすることができます。

アウトストリーム動画広告のデメリット

アウトストリーム動画広告のデメリットとしては、以下の2つがあります。

①獲得に繋がりにくい
②音声がデフォルトでミュートになっている

①獲得に繋がりにくい

アウトストリーム動画広告は認知を目的とした広告メニューで、課金方式がvCPMと呼ばれる2秒以上のインプレッションでの費用発生となるため、通常の静止画と比べるとCPCが上がりやすく、サイトへの集客という面からみると効率が悪いです。

そのため、商品やサービスの認知度を上げていきたいのであればアウトストリーム動画広告は最適ですが、コンバージョンという獲得を重視するのであれば通常のバナー広告やレスポンシブディスプレイ広告を活用することをおすすめいたします。

②音声がデフォルトでミュートになっている

アウトストリーム動画広告のもう一つのデメリットが、ユーザーがタップしない限り音声がミュートになっているという点になります。

具体的に説明すると、ユーザーに広告が配信されて広告枠が50%以上表示されたタイミングから動画自体は再生されますが、再生時点では音声はオフになっておりユーザーが自らミュートを解除しない限り音声は流れません。

そのため、特にアウトストリーム動画広告ではスマートフォンデバイスが対象になっていることから、電車の中やショッピングセンターなど外にいるユーザーに配信されてしまう場合、音声を聞いてもらえないというデメリットがあります。

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アウトストリーム動画広告の配信事例

ここからは、実際にアウトストリーム動画広告を配信した事例をご紹介いたします。

案件としては、TrueViewインストリーム広告で認知を目的として配信する際に、合わせてアウトストリーム動画広告を配信した事例となります。

動画広告IMPViewCPV(VCPM)CLCTRCPCCOST
インストリーム広告445,960161,377¥2.31,5210.34%¥241¥367,532
アウトストリーム広告4,377,6492,496,297¥0.151,2280.03%¥313¥384,942

※どちらもスマートフォンデバイスのみの数値
※Viewの数値:インストリーム広告⇒視聴完了地点、アウトストリーム広告⇒広告枠が50%以上表示されて2秒経過した地点

TrueViewインストリーム広告もアウトストリーム動画広告も配信コストはほぼ同じくらいですが、配信されたユーザー数が大幅に異なっており、アウトストリーム動画広告はインストリーム広告よりも多くのユーザーに動画を訴求することができているのがわかります。

その反面、TrueViewインストリーム広告よりもCTRがかなり低く、サイトへの集客効果は薄いことがわかります。

また、通常のGDN配信と比べた数値が以下となっています。

広告IMPCLCTRCPCCOSTCVCVRCPA
通常GDN広告2,782,3663,7320.13%¥94¥308,584561.50%¥5,510
アウトストリーム広告4,377,6491,2280.03%¥313¥384,94210.08%¥384,942

なお正直、目的が異なるのでGDNとアウトストリーム動画広告を比較するべきではありませんが、あくまでも広告の効果を知って頂くためにご紹介しております。

CTRは通常のGDN広告の方が約4倍効果が良いことで、CPCに大きく差が生じています。

また、アウトストリーム広告ではCVRがほとんど付いてきていません。

この結果より、アウトストリーム動画広告はメリット・デメリットでも解説した通りで、YouTube以外のユーザーをしっかりと広告で取り込むことはできていますが、サイト集客や獲得という目線でみると最適な広告メニューとはいえません。

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アウトストリーム動画広告の活用方法

それでは先ほどの配信事例を元に、アウトストリーム動画広告をどのように活用していくのが良いかを解説していきます。

TrueViewインストリーム広告の補完的役割

記事内でも度々記載していますが、TrueViewインストリーム広告を認知目的として配信する場合であれば、アウトストリーム動画広告も併せて配信することでより高い効果を発揮することができます。

配信事例でも同コストながら、アウトストリーム動画広告の強みであるGDN面に配信出来ることから圧倒的な配信量を出すことができますので、TrueViewインストリーム広告と併せて配信することで、さらに配信量を増やして動画での認知を高めることができます。

なお、認知を目的としてYouTube広告を配信する場合は、TrueView for reachやバンパー広告などもおすすめできるメニューになりますので、併せてプランニングをしていくと良いでしょう。

Wi-Fiユーザーに制限をかけて配信

デメリットでも解説しましたが、アウトストリーム動画広告はデフォルトで音声がミュートの状態となっています。

ユーザーがタップすることで音声を流すことが可能ですが、外出中など解除できない場合も多くあります。

そこで、GDNの設定でWi-Fiを繋いでいるユーザーに絞り込むことで、少しでも音声を流せる状態のユーザーに対して広告を配信することができます。

もちろん、この設定であれば必ず音声を流してもらえるとは言えませんが、可能性は上がってくるでしょう。

なお、Wi-Fiに繋がっているユーザーのみに配信する設定は、以下の手順で行えます。

Google広告でWi-Fiユーザーにのみ配信する方法
  • 手順①
    対象のキャンペーンに入り、「設定」を選択し表示されたデバイスの中から、「ネットワーク」をクリックします。
  • 手順②
    「Wi-Fi」にチェックを入れて「完了」をクリックします。
  • 手順③
    ネットワークが「Wi-Fi」になっていることを確認して、「保存」をクリックすれば完了です。
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アウトストリーム動画広告の設定方法

ここからは、アウトストリーム動画広告の設定方法を解説していきます。

アウトストリーム動画広告は、GDN面に配信されますが、設定はGDNではなくYouTubeの動画広告として入稿を行います。

アウトストリーム動画広告の設定方法
  • 手順①
    キャンペーンページから、「+」ボタンを押して「+新しいキャンペーンを作成」をクリックします。
  • 手順②
    キャンペーンで達成したい目標から「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。
  • 手順③
    キャンペーンタイプから「動画」を選択します。
  • 手順④
    キャンペーンのサブタイプから「アウトストリーム」を選択して、「続行」をクリックします。

    この後キャンペーン名や広告グループの入力を行っていきますので、画面に沿って設定してください。

  • 手順⑤
    入札単価を1,000回あたりのインプレッション単価で入力します。

    広告が50%以上表示されて2秒経過した1,000回あたりの単価をいくらにするかという設定になります。

  • 手順⑥
    YouTubeにアップロードしている動画のURLを入力します。

    YouTubeへの動画は「限定公開」もしくは「公開」のどちらかで広告として活用することができます。

  • 手順⑦
    サムネイル、広告見出し(半角80文字以内)、説明文(半角100文字以内)、行動を促すフレーズ(半角15文字以内)、ロゴ(200×200サイズ推奨)、最終ページURL、広告名を入力して「キャンペーンの作成」をクリックします。

    広告枠のサイズにもよりますが文字数が多いと省略されてしまうため、広告見出しは半角36文字以内、説明文は半角56文字以内を目安に入稿することをおすすめいたします。

  • 手順⑧
    「キャンペーンに進む」をクリックします。

以上で、アウトストリーム動画広告の設定は完了です。

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まとめ

まとめ

アウトストリーム動画広告を配信すると、YouTube以外のユーザーに動画で訴求することができるんだね!

広告配信したい目的が認知でより多くのユーザーに訴求したいという場合に、ぴったりな広告メニューだよ!

今回は、YouTube広告の中でもアウトストリーム動画広告について概要や特徴を解説させて頂きました。

YouTube広告には様々な種類がありますが、その中でもアウトストリーム動画広告はYouTube以外のユーザーをターゲットにできることが大きな特徴の動画広告となっています。

GDN面に配信することができますが、獲得には不向きでより多くのユーザーに動画を使って配信したいという場合に最適な広告メニューになります。

またスマートフォンおよびタブレットが配信デバイスになりますので、この2つのデバイスが主な利用ユーザーの商品やサービスであれば、アウトストリーム動画広告を検討してみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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この記事を書いた人
Tomoya Watanabe

リスティング広告の運用歴は7年で、広告代理店も広告主側もどちらも経験してきました。記事では、自らのリスティング広告の運用の経験から、実際にやってみて上手くいったことだけでなく、失敗したこともすべてリアルに解説していきます。

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