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GDNとは?掲載面やターゲティング手法、バナーサイズをまとめて解説!

GDNとは?ディスプレイ広告

これまで検索連動型広告は配信してきたんだけど、これからGDN広告も配信を考えていて、どんな広告なのか特徴などを知りたい…。

GDNはサイトやブログなどに配信できる画像や動画を使った広告なんだ!

Google広告の中でも検索エンジンに出稿できるリスティング広告はよく使われることが多いですが、GDNはまだ配信したことが無いという企業様も多いと思います。

リスティング広告とGDNは配信先が異なることはもちろんですが、配信される際のユーザーの行動も全く異なります。

具体的には、リスティング広告の場合は検索して何かを探している、何か悩んでいるユーザーに対して配信できる広告ですが、GDNの場合はサイトやブログなどを閲覧しているユーザーに対して配信する広告になるので、アプローチの仕方は大きく異なります。

今回はGoogle広告の中でもGDNに絞って、特徴やメリット、運用する際のセグメントなどを解説していきます。

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GDNとは?

GDNとは、Google広告で配信することができるメニューのひとつで、Googleディスプレイネットワーク広告(Google Display Network)の頭文字を取ってGDNと呼ばれています。

Google広告に関しては、Google広告とは?検索エンジンやブログ、YouTubeから集客できる広告プラットフォーム!の記事でも解説していますが、GDNの他にリスティング広告やYouTube広告を配信することができます。

GDNの配信先・掲載面

GDNの配信先として、Googleが運営しているサービス(YouTubeやGmail)やGoogleと提携しているサイト・ブログ・アプリなどが主な配信面となっています。

Google社では、Google Adsenseと呼ばれる企業や個人向けにGoogleの広告枠を貼って収益をあげられるプラットフォームを展開しています。

GDNを配信すると、このGoogle Adsenseを使って提携したサイトやブログなどに広告が配信されることになります。

GDNの配信メリット

配信先でも解説した通り、GDNを配信することで動画共有サイトであるYouTubeや無料で使うことができるGmailを利用しているユーザーに対して広告配信することができるので、より多くのユーザーを対象にすることができます。

またGoogle社では、ユーザーの行動履歴を元にカテゴライズを行っており、そのデータからターゲティング設定を行うことができるので、より自社の商品やサービスに関連度合いの高いユーザーをターゲットとすることができます。

GDNの費用・料金

GDNの費用は、基本的にクリック課金型と呼ばれる仕組みになっており、ユーザーに広告が配信されてクリックした場合にのみ広告費が発生します。

そのため、興味の低いユーザーに配信されたとしてもクリックされなければ広告費は発生しませんので安心です。

GDNではクリック課金以外にも、広告表示で費用が発生するインプレッション課金やコンバージョンで費用発生するコンバージョン課金を選択することができます。

クリック課金については、リスティング広告のクリック課金の仕組みとメリット・デメリットの記事でも解説していますので、参考にしてください。

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GDNのターゲティング・セグメント

GDNを配信する際に重要になってくるのがターゲティングで、配信目的に合わせてターゲティングも設定していく必要があります。

GDNのターゲティング設定はもうこれで迷わない!初心者必見の考え方とは?の記事では、GDNで活用することができるターゲティング一覧をまとめていますので、参考にしてください。

ここでは、大きく以下の3つのターゲティング毎に解説します。

  • エリアターゲティング
  • コンテンツターゲティング
  • オーディエンスターゲティング

エリアターゲティング

GDNでは特定の地域を指定、もしくは除外して広告配信することができます。

店舗への集客を目的とした広告配信を考えているのであれば、その店舗の範囲内のみを指定して配信することができます。

粒度も都道府県単位だけではなく、市区町村レベルの細かい単位で設定を絞ることができます。

またエリアターゲティングの設定では、現在そのターゲット地域にいるユーザー、その地域にはいないけど関心を持っているユーザーのどちらをターゲティングするか決めることができます。

コンテンツターゲティング

コンテンツターゲティングとは、サイトやブログ、動画などの中でどのようなコンテンツが含まれているページにGDNの広告配信をするか決めることができるターゲティング手法です。

コンテンツターゲティングでは、3つのターゲティング手法を活用することができます。

①キーワードターゲティング

キーワードターゲティングは、自分で設定したキーワードに関連しているページなどに配信できるターゲティング手法です。

自らキーワードを設定して配信できるのでニッチな業種でもターゲティングが可能になりますが、関連しているページが少なすぎるとほとんど広告配信されない場合があります。

②トピックターゲティング

トピックターゲティングは、Googleがカテゴライズしたトピックの中から選択したトピックに関するページに配信できるターゲティング手法です。

カテゴライズされているトピックは2019年8月時点で2,420個もあるため、かなり細かく指定することができます。

トピックターゲットとは?特徴や設定方法、カテゴリ一覧をご紹介!の記事では、トピックの一覧から配信実績まで解説していますので、参考にしてください。

③プレースメントターゲティング

プレースメントターゲティングは、特定のサイトや動画を直接指定してそのサイトに配信できるターゲティング手法です。

訴求している商品やサービスに関連していて、過去にコンバージョンも発生しているサイトであれば、プレースメントターゲティングで配信することで機会損失を減らすことができます。

また反対に、アプリ面などが合わないサービスもありますので、その場合は除外指定を設定していくことで、無駄コストを減らすことができます。

オーディエンスターゲティング

オーディエンスターゲティングとは、どんなユーザーに対して広告配信するかを決めるターゲティング手法になっています。

年齢や性別などのユーザー属性の他に、以下のようなターゲティングを活用することができます。

  • カスタムインテントオーディエンス
  • カスタムアフィニティカテゴリ
  • リマーケティング
  • 類似ユーザーターゲティング

①カスタムインテントオーディエンス

カスタムインテントオーディエンスとは、キーワードやURLを組み合わせて購買意向の強いユーザー層のリストを独自で作成して広告配信できるターゲティング手法です。

購買意向の強いユーザー層というのは、その設定したキーワードに対してよく調べていることが多かったり、購入を考えていると思われるユーザーが含まれているため、ターゲティング手法の中では比較的にコンバージョンが発生しやすいことが多いです。

カスタムインテントオーディエンスとは?特徴や設定方法をご紹介!の記事に、カスタムインテントオーディエンスの特徴や配信実績をまとめていますので、宜しければ合わせてお読みください。

②カスタムアフィニティカテゴリ

カスタムアフィニティカテゴリとは、キーワードやURLを組み合わせて興味・関心のあるユーザー層のリストを独自で作成して広告配信出来るターゲティング手法です。

カスタムインテントオーディエンスとの違いは、ユーザーの興味度合いが異なり、カスタムアフィニティカテゴリは購入まではいかないものの興味はあるというライトなユーザー層が多いです。

カスタムアフィニティで競合サイトを指定しても効果が無いその理由とは?の記事で、カスタムアフィニティカテゴリのおすすめの使い方を解説しています。

③リマーケティング

リマーケティングとは、サイトに一度訪問したユーザーに対して、再度広告を配信するターゲティング手法です。

すでにサイトに訪問したユーザーがターゲットになることから、確度の高いユーザーに配信できるので、GDN以外のディスプレイ広告でもよく使われることがあります。

またGDNでは、Google Analyticsと連携することでGAデータを活用したリマーケティングの実施も可能になります。

④類似ユーザーターゲティング

似ユーザーターゲティングとは、サイトに訪問したユーザーと同じような行動をしているユーザーに対して、広告配信することができるターゲティング手法です。

例えば、サイト訪問したユーザーはあるサイトをよく見ているという行動データがあれば、そのサイトをよく見ているユーザーが対象になってくることがあります。

リマーケティングよりも配信対象となるユーザーは多いのですが、市場や業種によってコンバージョンに到達する精度が大きく変わるのが特徴です。

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GDNのバナーサイズ・入稿規定

GDN広告はリスティング広告とは異なり、静止画や動画を使って広告配信していきます。

そのため、GDNを配信する際はバナーと呼ばれる静止画を作成する必要があります。

主要バナーサイズ

GDNで配信することができるバナーサイズはかなりたくさんありますが、以下の11サイズが主要なものになっています。

  • 300×250
  • 336×280
  • 728×90
  • 300×600
  • 160×600
  • 970×90
  • 468×60
  • 250×250
  • 200×200
  • 320×50(スマホサイズ)
  • 320×100(スマホサイズ)

レスポンシブディスプレイ広告

レスポンシブディスプレイ広告とは、機械学習で関連性が高いとされるアセット(画像、広告見出し、ロゴ、動画、説明文)を組み合わせて広告配信することが出来る広告で、GDNでは通常のバナーサイズよりも主流の広告タイプとなっています。

1つのアセットだけで、様々なサイズの広告枠に配信させることができますので、よりクリエイティブ検証も効率的に行うことができます。

レスポンシブディスプレイ広告とは?メリットや入稿方法を徹底解説!の記事では、レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定からバナー広告との配信実績の比較までをまとめていますので、是非参考にしてください。

テキスト広告は入稿廃止

バナー以外にもテキスト広告のタイプがありましたが、現在では入稿できなくなっています。

その代わりに先ほど解説したレスポンシブディスプレイ広告で、テキスト広告も配信されるようになっているため、よりバナー広告よりも配信量を増やすことができます。

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GDNの配信・運用手法

GDNのターゲティングについても解説しましたが、ここからはその他の配信手法や運用ポイントをまとめていきます。

アウトストリーム動画広告

アウトストリーム動画広告は、YouTubeにアップロードした動画を活用してスマホのGDN面に配信することができる広告メニューです。

TrueView広告などはYouTube面に配信することができますが、このアウトストリーム動画広告を活用することでYouTubeだけでなくGDNを動画広告の配信面として活用することができます。

アウトストリーム動画については、Googleのアウトストリーム動画広告の特徴と配信事例を徹底解説の記事で細かく解説をしていますので、宜しければ参考にしてください。

Gmail広告

Gmail広告は、GDNの配信キャンペーンの中でGmail面だけを対象にした広告メニューです。

通常のGDN配信でGmail面が獲得に繋がりやすいようであれば、Gmail広告を活用することでさらにコンバージョンの増加に繋げられる可能性があります。

Gmail広告については、リマケ可能なGmail広告を使えばGDNのパフォーマンスがさらに改善!の記事で配信面やターゲティングに関してまとめています。

ファインド広告(Discover Ads)

ファインド広告は、Googleの検索窓の下にディスカバーフィードと呼ばれる自分に興味のある情報が表示される部分に広告配信することができるメニューです。

それ以外にもYouTubeのフィード部分やGmailに配信でき、今後GDNでも主流の配信面になっていくことが予想されています。

スマートディスプレイキャンペーン(SDC)

スマートディスプレイキャンペーンはSDCとも呼ばれる広告メニューで、ターゲティングを設定せずに目標コンバージョン単価に合わせてGoogleが自動的に効果のあるターゲットに広告配信するメニューとなっています。

ターゲティング設定をしないで済むため作業工数はかかりませんが、コンバージョンが付かないと大幅に抑制がかかりシュリンクしてしまう場合が多いです。

またスマートディスプレイキャンペーンを配信するためにCV数などの条件がありますので、もし興味のある方はスマートディスプレイキャンペーン(SDC)が上手くいかない人必見!要因と改善策をご紹介の記事をお読みください。

動的(ダイナミック)リマーケティング

動的リマーケティングは通常のリマーケティングとは異なり、動的に画像を差し替えて配信することができる広告メニューです。

ECサイトなどではよく使われることが多いですが、特定の商品ページを訪れたユーザーには、その商品の画像とリンク先に差し替えて広告を配信することができます。

自動入札

リスティング広告でも活用することが出来ますが、GDNでも自動入札を設定することができます。

Googleの自動入札では、クリック数の最大化・コンバージョン数の最大化・目標コンバージョン単価・拡張クリック単価などから設定することができます。

リスティングで自動入札を導入して効果が出るパターンと出ないパターンの記事は、リスティング広告に関する内容にはなりますが、GDNでも挙動は同じなので参考にしてください。

フリークエンシーによる配信制御

配信手法ではありませんが、GDNを配信する際はフリークエンシーの設定をおすすめいたします。

フリークエンシーとは、同じユーザーに何度も広告が配信されてしまうとブランド毀損になる可能性があるため、一定の期間において1人のユーザーに何回広告を配信させるかを決める項目のことを指しています。

GDNは自動で最適なフリークエンシー回数で配信されるように学習はされているのですが、リーチ数が少ない場合は何度も同じユーザーに配信してしまうことになりますので、フリークエンシーは設定しておいた方がよいでしょう。

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まとめ

まとめ

GDNは色んなターゲティングを活用することができるんだね!

リスティング広告よりも色んな機能があるから、配信しながら覚えていくと良いよ!

今回はGoogle広告で配信することができるGoogleディスプレイネットワーク広告(GDN)について、特徴やターゲティングの配信手法などを解説させて頂きました。

リスティング広告とは配信面もターゲティング手法も異なるため、最初は戸惑うかもしれませんが、細かいターゲティングができるので、どんなユーザーをサイトに集客したいのかを考えて設定していくと良いでしょう。

また新しい広告メニューも年々増えてきていますので、一度試しに配信してコンバージョンに繋がるかどうかを試してみるのも良いと思います。

なお、Yahoo!ディスプレイネットワーク広告(YDN)についても知りたい方は、YDNとは?配信面や広告メニュー、ターゲティングから活用方法を徹底解説!の記事を参考にしてください。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

ディスプレイ広告
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この記事を書いた人
Tomoya Watanabe

リスティング広告の運用歴は7年で、広告代理店も広告主側もどちらも経験してきました。記事では、自らのリスティング広告の運用の経験から、実際にやってみて上手くいったことだけでなく、失敗したこともすべてリアルに解説していきます。

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