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コンテンツターゲットのメリットを理解してユーザー層を拡張する!

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当ページでは、キーワードオーディエンスを紹介しておりますが、現在キーワードオーディエンスは使用できなくなり代わりに「カスタムインテントオーディエンス」へとアップグレードされております。

カスタムインテントオーディエンスは以下のページでもご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

「コンテンツターゲットにはどんなメリットがある?」

「コンテンツターゲットはどんな時に使うのが良いの?」


GDN広告の中でも昔からあるターゲティングがこのコンテンツターゲットです。

そのため良く、

「GDNでリマーケティング配信は行っているけど、もっと拡張したい場合にどうしたら良い?」

という時に真っ先にコンテンツターゲットが話として挙がってくることがあります。

しかしながらコンテンツターゲットは、

あまり直接獲得に繋がるターゲティングではない

と考えています。

なぜなら配信面を絞ることが出来るのがこのコンテンツターゲットですが、ユーザーを絞ることをしないため直接の獲得には繋がりにくいです。

ただ「このユーザーを絞ることをしない」というのがこのターゲティングの逆に良いところで、使い方次第では新しいユーザーの拡張を行っていくことが出来るのです。

そこで今回はコンテンツターゲットについて、どんなターゲティングなのか、メリットやデメリット、ユーザー層の拡張に繋げるおすすめの使い方をご紹介させて頂きます。

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コンテンツターゲットとは?

コンテンツターゲットはGDN広告の中で、配信面を決めるメニューの一つになっています。

GDNのターゲティングについては以下のページでもまとめておりますので、良かったら参考にしてください。

昔はコンテンツターゲットというと、キーワードで指定するターゲティングというイメージでしたが、現在ではこのコンテンツターゲットの中には「キーワード」と「トピック」の2種類のものがあります。

キーワードやトピックなどの要素に基づいて、ディスプレイ ネットワークの関連性の高いサイトに広告を表示する機能です。

https://support.google.com/google-ads/answer/1726458?hl=ja

「キーワード」は自らでキーワードを決めて入稿することで、そのキーワードに関連しているサイトやページに広告配信がされます。

「トピック」はGoogle側がいくつかのサイトをピックアップしたものをトピックカテゴリとしてカテゴライズしており、その中から選択することでそのトピックに関連しているサイトに広告配信されます。

このコンテンツターゲットと間違いやすい、というか管理画面上でチェックを入れるだけでターゲティングが変わってしまうのが、キーワードオーディエンスターゲティングというものです。

キーワードオーディエンスターゲティングもコンテンツターゲット同様にキーワードを指定するのですが、コンテンツターゲットとの違いは

その「キーワード」に関連している人にも絞り込んで配信

がされます。

つまりコンテンツターゲットは配信面のみを絞り込みますが、キーワードオーディエンスはさらにその中から人を絞り込んで広告配信がされます。

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コンテンツターゲットのメリット

ここまででコンテンツターゲットとは、広告配信を行う配信面を決めるターゲティングということが分かりましたね。

続いてコンテンツターゲットのメリットをご紹介させて頂きます。

コンテンツターゲットのメリット①:クリック単価が安い

コンテンツターゲットは配信面のみを絞ることが出来るため、クリック単価が安くなりがちです。

ユーザーを絞り込むターゲティングの場合に、一番良く使われるのがリマーケティングです。

これは一度自社サイトなどに訪問したユーザーに対して広告配信を行うということですが、どの企業もリマーケティングの効果は良いので入札単価を引き上げやすいです。

そのためリマーケティングでただでさえユーザーに対しては様々なところから入札がかかっているのに、ユーザーを絞り込んでしまうと単価が高くなりがちです。

しかしコンテンツターゲットは配信面のみを絞るだけでユーザーは絞らないので、その配信面にきたユーザー全員が対象となります。

そのため比較的、単価は安くなることが多いです。

コンテンツターゲットのメリット②:キーワードで配信面を絞れること

キーワードでコンテンツターゲットを使う場合の特徴になりますが、そのキーワードに関連しているページに配信されます。

これはサイト単位でも絞られることがありますが、基本的にはページで絞られることの方が多いです。

そのため様々な種類の記事を書いているブログなどでも、キーワードで指定することで対象のコンテンツを掲載している記事ページにのみ広告配信されるので、サイトを指定するよりも最適なページに配信することが出来ます。

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コンテンツターゲットのデメリット

今度はコンテンツターゲットのデメリットについてご紹介させて頂きます。

コンテンツターゲットのデメリット①:獲得に繋がらない

コンテンツターゲットは配信面をキーワードで絞ることの出来る大変便利なターゲティングですが、ユーザーを絞らないため直接獲得には繋がりにくいです。

その配信面に来たユーザー全員が対象となるため、自社の商品などを紹介しているコンテンツなどであれば別ですが、その中では商品に全く興味が無いユーザーも多く存在するからです。

もし直接の獲得を目指すのであれば、最初の項目でご紹介していた「キーワードオーディエンス」というターゲティングの方がおすすめです。

なぜならコンテンツターゲットで絞られた配信面に対して、さらにそのキーワードに関連しているユーザーを絞ることが出来るため、より確度が高まる可能性があるためです。


「じゃあコンテンツターゲットって意味無いの?」

って思われますが、そんなことはありませんので、コンテンツターゲットをどのように使っていくべきかは最後の項目でご紹介させて頂きます。

コンテンツターゲットのデメリット②:時事問題に配信量が左右される

リスティング広告を思い浮かべた時に、そのキーワードに関連することがニュースになったとか事件になったりすると検索数が大きく伸びることがありますよね。

つまりそのキーワードに興味を持つ人が増えるため、普段調べていない人でもよく検索して情報を探しに行きます。

その結果、そのキーワードに関連するページのアクセス数が上がることになりますが、コンテンツターゲットもキーワードに関連したページに配信することになるため、このような突発的な問題が起きた時に配信量が大幅に変化することがあります。

以下は僕が過去にコンテンツターゲットを配信した際の日別での集計結果ですが、平日は1日1~2万円ほど消化していたのですが、土曜日に突如18万円も消化するということがありました。

曜日IMPCLCTRCPCCOST
389,3627520.19%16円12,058円
936,6871,6370.17%16円26,935円
691,9549450.14%17円16,151円
712,9469070.13%18円16,729円
1,245,6862,1690.17%19円40,569円
4,553,5248,7640.19%21円181,030円
2,394,7085,9020.25%19円110,791円

もしどうしても予算が決まっているなどがあれば、しっかりとキャンペーンを別にして日予算を切り分けて運用する方が安心です。

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コンテンツターゲットのおすすめの使い方

ここまでコンテンツターゲットのメリットとデメリットをご紹介させて頂きましたが、ここからはコンテンツターゲットをどのように使っていくのがいいかについてお話しさせて頂きます。

コンテンツターゲットで狙うべきターゲット

まずデメリットにも挙げた通り、コンテンツターゲットは直接獲得には繋がりにくいです。

そのため獲得を目指していきたいのであれば、キーワードオーディエンスで配信を行う方がパフォーマンスは良い結果になると思います。

キーワードオーディエンスが良い理由としては、「配信面」と「ユーザー」を同じキーワードで絞っていることにあります。

つまりその「配信面」に来ているユーザーの中で、

キーワードオーディエンスで配信されていないユーザーへの配信

をコンテンツターゲットで行えば良いのです。

少し図式化します。

上記のような形で、キーワードオーディエンスは「ユーザー」×「配信面」の時に配信され、コンテンツターゲットは「配信面」のみが対象となります。

重なり部分はキーワードオーディエンスで配信を行わせることになりますので、以下の部分がコンテンツターゲットの狙うべき部分になります。

ユーザーをモニタリングで追加する

「狙うべきターゲットは分かったけど、ここに配信しても獲得取れないしあんまり意味ないんじゃないの?」

はい、恐らく取りにくいと思います…。

ただしキーワードオーディエンスで獲得に繋がっている配信面なのであれば、中には獲得に繋がることもあるはずです。

つまり、

その獲得に繋がるユーザーがどんなユーザーなのかを知るため

にこのコンテンツターゲットを使うのです。

その際重要なことは、コンテンツターゲットにユーザーのターゲティングを追加していくことです。

イメージとしては以下のような形です。

ただユーザーを絞ってしまうとそのユーザーが獲得に繋がるかどうかなんて分からないですよね?

そこでいくつかユーザーのターゲティングをピックアップしたらコンテンツターゲットのグループに追加していくのですが、「モニタリング」という設定で追加していきます。

モニタリングとは、そのターゲティングを絞ることはしないのですが、数値だけを見ることが出来るという機能になっています。

モニタリングの詳しい解説はまた別の記事でご紹介させて頂きますが、つまりその配信面に来ているユーザーの中で、

  • ユーザー層Aにカテゴライズされているユーザーの数値
  • ユーザー層Bにカテゴライズされているユーザーの数値

という形でデータを見ることが出来るのです。

この設定を行っておけば、実際の配信結果を見て獲得があるユーザーには入札を上げたり、逆に数値が悪ければ除外するという判断を行うことが出来るようになります。

また効果がかなり良いようでしたら、グループを切り分けてモニタリングではなく両方をターゲティング設定して「人」×「面」という形で配信していくのも良いと思います。


なおモニタリングで追加する場合のユーザーのターゲティングとしては、これもやはり獲得に繋がると考えられるインテントカテゴリもしくはカスタムインテントを使用するのがおすすめです。

カスタムインテントについては以下でも事例をご紹介しております。

以上より、コンテンツターゲットを使用する際は、コンテンツターゲット×カスタムインテントの掛け合わせで、カスタムインテント側をモニタリングにすることでどのユーザーが獲得に繋がるかを見ていくことが出来るのでおすすめです。

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まとめ

今回はコンテンツターゲットに関して、メリット部分を中心にお話しさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

コンテンツターゲットはキーワードやトピックで配信面を絞り込むことが出来ますが、獲得を目指していくのであればキーワードオーディエンスを使用した方が確度が高いです。

そのためコンテンツターゲットで狙っていくべき部分はキーワードオーディエンスで配信されないユーザーで、そこから獲得に繋がるユーザーを見つけていくことになります。

そこでユーザー層のターゲティングをモニタリングで掛け合わせておくことで、獲得に繋がったユーザー層がどのターゲティングなのかを知ることが出来ます。

そのデータを使ってさらにGDNのターゲットを拡張していくことが出来ると思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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この記事を書いた人
Tomoya Watanabe

リスティング広告の運用歴は7年で、広告代理店も広告主側もどちらも経験してきました。記事では、自らのリスティング広告の運用の経験から、実際にやってみて上手くいったことだけでなく、失敗したこともすべてリアルに解説していきます。

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