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Google広告のコンバージョン数が小数点になっている理由を徹底解説!

CV数が小数点になっている理由リスティング広告

現在Google広告を運用しているけど、なんかコンバージョン数が小数点になってしまっている。

小数点のまま配信すべきか直すべきかを知りたい。

今回は、上記のようにコンバージョン数が小数点になっている理由が分からない方に読んでいただきたい記事です。


Google広告は運用型の広告メニューが多く、日頃からコンバージョン数を追っている方が多いと思います。

その中でも、そのコンバージョン数が小数点になっていると、

コンバージョン数が1件よりも少ないというのはどういうことだろう?

と思う方も多いはずです。

そこで今回は、どうしてコンバージョン数が小数点で表示されてしまっているのか、その設定は直すべきなのかどうかについて解説させて頂きます。

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Google広告でコンバージョン数が小数点になっている理由

まずは、Google広告でコンバージョン数がどうして小数点になっているのかを解説していきます。

アトリビューションモデルの設定

コンバージョン数が小数点になっているのは、アトリビューションモデルの設定が要因です。

なぜなら、コンバージョン数は通常1件上がった場合は1件と計測されますが、アトリビューションモデルの設定次第で、コンバージョンに繋がったクリック全てにその1件を割り当てること行うため、コンバージョン数が小数点になります。

そのため確認すべきなのは、管理画面のコンバージョンアクションの設定になりますので、以下確認すべき部分を説明していきます。

手順①:右上メニューの「ツールと設定」から「コンバージョン」をクリックします。

手順②:小数点になっているコンバージョンアクションをクリックします。

手順③:開いた設定画面の「アトリビューションモデル」の内容を確認します。

デフォルトでは、上記の写真の通り、「ラストクリック」になっていますが、ここが「線形」や「減衰」、「接点ベース」、「データドリブン」に変更されている場合、コンバージョン数が小数点になる可能性が高いです。

アトリビューションモデルの種類と特徴

アトリビューションモデルを変更したことによる影響ということが分かりましたが、なぜアトリビューションモデルが変更されていると小数点になるのでしょうか?

ここでは設定できるアトリビューションモデルの種類と特徴から、どのアトリビューションモデルの場合に小数点が発生するのかを解説していきます。

①ラストクリック

コンバージョンに繋がった一番最後のクリックだけに評価を行うモデルです。

そのためコンバージョンが1件付いた場合、最後のクリックに1件計測されるため、小数点は発生しません。

②ファーストクリック

ラストクリックとは反対に、コンバージョンに繋がった一番最初のクリックだけに評価を行うモデルになっています。

この場合も、コンバージョンが1件付いた場合、最初のクリックに1件計測されるため、小数点は発生しません。

③線形

線形モデルは、全てのクリックに対して平等にコンバージョンの評価を行います。

3回クリックされて1件コンバージョンした場合は、1/3件ずつになるため、0.3件という小数点でコンバージョンが計測されます。

④減衰

コンバージョンに一番近いクリックに対して評価が高く、そこから遠ざかるに連れて減少していきます。

これも1件を分散させる評価のため、小数点でコンバージョン計測されます。

⑤接点ベース

コンバージョンに繋がる最初と最後のクリックに、コンバージョンの重きをおきます。

途中のクリックにもコンバージョンは計測させますが、評価は弱くしているモデルです。

そのためコンバージョンはそれぞれ小数点で表示されます。

⑥データドリブン

コンバージョンに繋がったクリックの分析を行い、どのクリックが重要だったかをGoogle学習から判断し、貢献度を決めていきます。

このモデルは学習を要するため、コンバージョン数が多く無いと設定することが出来ません。

このモデルもコンバージョン計測は1件を割り当てていくため、小数点で計測されます。


以上より、アトリビューションモデルを最初の「ラストクリック」と「ファーストクリック」以外の4つに設定している場合、コンバージョン数は小数点で計測されるようになります。

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アトリビューションモデルをそのままにすべきか?

コンバージョンが小数点になっている理由が分かったところで、では現在設定しているアトリビューションモデルはそのままにすべきなのでしょうか?

これにはその時の配信状況であったり、設定項目にもよりますので、一概にどちらがいいかとは言えません。

ただ、傾向として2つのパターンに分けて解説させて頂きます。

アトリビューションモデルの方が良い場合

一つのGoogle広告アカウントにリスティング広告・ディスプレイ広告・YouTube広告など複数の広告メニューを設定して配信している場合は、ラストクリックよりも間接効果に貢献度を与えるアトリビューションモデルの方が良いです。

なぜなら、ディスプレイ広告やYouTube広告の場合、「獲得」という目的はもちろんあるものの「認知」という効果も期待できる広告です。

そのため、このように複数の広告メニューを配信しているのであれば、アトリビューションモデルを変更しておくことで、認知型のメニューの貢献度が分かるようになります。

アトリビューションモデルを設定しない方が良い場合

先ほどとは反対に、リスティング広告だけを回している広告アカウントの場合は、あまり意味が無いとされています。

リスティング広告は、元々CVに一番近しいとされる広告メニューであり、その中で間接効果を計測したところで、次のアクションに繋げにくいはずです。

単一メニューだけを回すなら、この設定はラストクリックモデルなどに戻した方が運用は非常にやりやすくなると思います。

どちらか判断付かない場合

これは実際に僕も判断付かないことが多かったので、この悩みはとても理解が出来ます。

この場合は、現在のアトリビューションモデルのコンバージョン計測はそのままにしつつ、もう一つコンバージョンアクションを追加して、別のアトリビューションモデルを設定し、両軸で計測していくのが良いでしょう。

Google広告のアトリビューションモデルは、コンバージョンアクション毎に設定出来ますので、ラストクリックで計測させながら、接点モデルの計測も行うということが出来ます。

そしてその2つのデータが溜まり次第、分析してどちらに寄せていくかを判断しても良いでしょう。

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まとめ

まとめ

今回は、Google広告でコンバージョン数が小数点になってしまう要因について解説させて頂きました。

結論としては、コンバージョンアクションにおいてアトリビューションモデルの設定を変えることで、整数になったり小数点になったりします。

アトリビューションモデルは広告計測する上で、とても重要な項目であり、特に認知型の広告に対する貢献度合いを見ることが出来ます。

ただし、判断軸がとても難しく、広告運用する上ではなかなか難しい指標になってくるので、様々なデータを分析してより良いアトリビューションモデルを見つけていきましょう。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

リスティング広告
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この記事を書いた人
Tomoya Watanabe

リスティング広告の運用歴は7年で、広告代理店も広告主側もどちらも経験してきました。記事では、自らのリスティング広告の運用の経験から、実際にやってみて上手くいったことだけでなく、失敗したこともすべてリアルに解説していきます。

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