※当サイトはプロモーションを含みます。

GDNのターゲティング設定はもうこれで迷わない!初心者必見の考え方とは?

ディスプレイ広告

「GDNでどんなターゲティングを設定すればいいかわからない」

「GDNのメニューって多すぎて把握できない…」


一言でGDNと言ってもターゲティングの種類はいくつもあるので、上記のようなお悩みを抱えている方も多いのでは無いでしょうか?

特に始めてGDNを回すという方は戸惑うことも多いと思います。

僕はGDNでターゲティング設定をすることは、「時」と「人」を考えていくことだと思っています。

「時」というのは、その人が何をしている「時」かのことで、具体的にはどんなサイトを閲覧している時、どんなアプリを使用している時に広告の配信を行うかを考えることです。

「人」というのは、普段どんなことに興味を持っている「人」なのかを考えることです。

この「時」と「人」をしっかりと考えていくことで、その商品やサービスで対象とするターゲットに的確に配信していくことが出来るのです。

そこで今回はGDNのターゲティング設定において、この「時」と「人」というターゲティングの考え方とそれぞれの軸でどんなターゲティング手法があるのかをご紹介させて頂きます。

なお、これからGDN配信を考えている方には、GDNとは?掲載面やターゲティング手法、バナーサイズをまとめて解説!の記事もGDN全般の解説をしておりますので、参考にしてください。

スポンサーリンク

なぜGDNでターゲティングを設定する必要があるのか?

GDNとはGoogle Display Networkの略称で、Googleが持っている広告枠にバナーやテキスト、動画などの広告を出稿出来る媒体となっています。

他にもディスプレイ広告の媒体はたくさんありますが、その中でも掲載枠が圧倒的に多いと言われているのがこのGDNです。

つまり、このGDN広告が配信されているサイトや人はジャンル問わず多種多様であり、もし仮にターゲティング設定を何も行わずに出稿してしまうと、あなたが狙いたいと考えているターゲットに当たるかどうかも分からないような人に配信されてしまうことになります。

広告の出稿はトライアンドエラーで失敗は付き物だと考えていますが、意図していないターゲットに無駄な配信を行う必要はありません。

そのため、しっかりとターゲティング設定を行っていくことが重要です。

ターゲットの考え方は潜在層や顕在層という考え方もありますが、難しい言葉は置いておいて、GDN広告を出稿しようと考えているその商品やサービスは「どんな人が買うのか?」「どんな時に必要になるのか?」をターゲティング手法など考えずにまずは洗い出してみてください。

そしてそのターゲット層が日々どんな行動をしているのかを考えていくことで、GDNのターゲティングまで落とし込んでいくことが出来ます。

ターゲットの考え方の詳細については別の記事でもご紹介させて頂きます。

スポンサーリンク

ターゲティングは「時」と「人」の組み合わせ

冒頭でもお伝えさせて頂きました通り、GDNのターゲティング設定では「時」と「人」を考えていくことがとても重要になってきます。

つまり、どんな人がどんな時にその商品を買うのかを考えて、ターゲティングを組んでいくのです。

そしてこの「時」と「人」を組み合わせて配信していくのか、もしくは「人」だけをターゲットにしていくのか、など考えていくのがGDNのターゲティングの醍醐味だと思います。

「時」とは配信面を決めること

「時」はその人がどんな時なのかどうかを決めることになります。

GDN広告はオンライン上の広告になりますので、もちろんパソコンやスマホを使っている必要はありますが、その中でもどのサイトやどのアプリを見ているかを決めることが「時」になります。

つまり、その広告が配信されるサイトやアプリを指定することを指しています。

人というのは1つのことに興味を持つわけでは無く、様々なことに興味を持ちますよね。

考え方も昨日はこうだったのに、今日はこっちもありかなと常に変わっていくことが多いです。

そのため、どんなに興味がある人であっても全然違うことを行っている場合は、その商品は買わない可能性が高いわけです。


例えば、僕はお酒が好きでドイツビールを良く飲むのですが、好きだからと言って朝から飲むかと言われるとそんなことありません。

やっぱり1日頑張ったと思える夜にちょっとしたご褒美がてら飲みたいわけです。


これはオンライン上でも一緒で、海外旅行が好きであっても仕事のサイトなどを見ている時は、旅行の広告が出稿されても申込までいかないことの方が多いと考えられます。

逆に海外旅行のことを調べている時であれば申込される可能性は高まると思いますので、それを見極めるのがこの「時」ということになります。

「人」とは対象となるユーザーを決めること

「人」はその名の通りですが、その広告の配信対象となるユーザーを決めていくことです。

年齢や性別、地域だけでなく、ある物事に興味のある「人」などを絞り込んでいくことが出来ます。

先ほどの「時」と異なる部分としては、今ある事を調べているのではなく、前々からこんなサイトを良く閲覧しているから、この事に興味があるんだろうとGoogleに判断をされている「人」をターゲティングしていきます。

後ほどご紹介しますが、リマーケティングと呼ばれる一度サイトに訪問したユーザーへの配信も、この「人」を使用したターゲティングとなりますが、このリマーケティングはすでにその商品を知っているもしくは興味を持っている人になりますので、購入率は上がり「時」と組み合わせなくても獲得に繋がる可能性が高いです。

逆に、例えば「音楽に興味がある人」に対して、音楽ストリーミングの訴求をしたとしても、その「人」の中にはライブやフェスが好きな人、音楽を演奏している人なども含まれてきますので、「時」と組み合わせることで獲得効率を上げることが出来るはずです。

スポンサーリンク

「時」を決めるGDNのターゲティング

ここからは先ほどの「時」と「人」に分けてGDNで配信出来るターゲティング手法をご紹介させて頂きます。

まずは「時」、いわゆる配信面を決めるターゲティングからご紹介いたします。

キーワードターゲティング

自分でキーワードを入力して、そのキーワードに関連した配信面に出稿されるというターゲティングになります。

自らキーワードを指定することが出来るので、例えばとある業界のユーザーにだけ配信したいと考えているようであれば、その業界人がよく使う専門用語などをこのターゲティングに指定することで、想定しているターゲットへの訴求が出来るようになってくると思います。

「時」を決めるターゲティングの中で唯一、自らで配信内容を決めることが出来るターゲティングになっています。

トピックターゲティング

トピックターゲティングとは、そのトピック(カテゴリ)を指定するとそれに関連しているサイトやアプリなどのコンテンツに広告配信されるターゲティングとなります。

トピックに関連しているかどうかはGoogle側の判断によるため、必ずしもそのトピックと一致しているかどうかは配信してみないと分かりませんが、もし考えているターゲットとぴったりのものがあれば一度試してみることをおすすめいたします。

なお、このトピックターゲティングはかなり細かく分かれていて、指定出来るカテゴリ数としては2019年8月現在で2,420カテゴリを指定することができます。

最適なトピックを探すのに一苦労ではありますが、先ほどもお伝えした通りでぴったりのトピックがあれば是非お試しください。

プレースメントターゲティング

「時」を決める最後のターゲティングがプレースメントターゲティングです。

先ほどまではキーワードに『関連』しているサイトやトピックに『関連』しているサイトという『関連』サイトへの配信でしたが、プレースメントターゲティングはサイトやアプリを特定することが出来ます。

設定の方法としては、そのサイトのURLもしくはアプリのIDなどを入力して指定することで、特定のコンテンツ内のみに出稿することが出来ます。

このターゲティングを使う大きな特徴は、訴求したいターゲットと完全に一致している配信面で、かつ流入数の多い配信面の場合に大きな効果を発揮します。

最近は意外と企業のサイト内にもGoogleの広告枠を設けている場合も多く、もし同業の競合サイトなどで広告枠を設けているのが確認できた場合は、プレースメントターゲティングで指定することをおすすめいたします。

またYouTube内にも広告枠がありますが、YouTube内でプレースメントターゲティングする場合は、各動画のURLを指定したりチャンネルを指定した配信を行うことが出来ます。

スポンサーリンク

「人」を決めるGDNのターゲティング

続いて「人」、いわゆる配信対象のユーザーを決めるターゲティングをご紹介いたします。

先ほどの「時」よりもターゲティングの手法が多いです。

ユーザー属性ターゲティング

ユーザー属性を使用したターゲティングで、年齢や性別だけでなく子供の有無や世帯収入を元にして配信を行うことが出来ます。

このユーザー属性によって制限のあるサービスがあれば、指定することをおすすめいたします。

①年齢

GDNでは、年齢は以下の7カテゴリに分けてターゲティングを行うことが出来ます。

  • 18~24才
  • 25~34才
  • 35~44才
  • 45~54才
  • 55~64才
  • 65才以上
  • 不明

②性別

性別は以下の3カテゴリに分けられます。

  • 男性
  • 女性
  • 不明

③子供の有無

子供の有無は以下3カテゴリに分けられます。

  • 子供なし
  • 子供あり
  • 不明

④世帯収入

世帯収入は以下の7カテゴリに分けられます。

なお、この世帯収入は国の機関データを元に地域別での世帯収入からカテゴリ分けが行われています。

  • 上位10%
  • 11~20%
  • 21~30%
  • 31~40%
  • 41~50%
  • 下位50%
  • 不明

アフィニティカテゴリターゲティング

ユーザーの興味や関心からカテゴリ分けしているターゲティングとなります。

かなりマニアックなカテゴリもあるのが特徴で、例えば「バー、ナイトクラブ好き」や「冒険好き」などというカテゴリのユーザーにターゲティングを行うことが出来ます。

Google社がカテゴリ分けしていることもあり、ターゲットに最適なカテゴリが見つからない可能性もありますが、そんな時のために次のカスタムアフィニティカテゴリが準備されています。

カスタムアフィニティカテゴリターゲティング

先ほどのアフィニティカテゴリを自分で作成してターゲティング配信を行うことが出来る手法になります。

アフィニティカテゴリの中で配信したいカテゴリが無い場合に設定するターゲティングなので、かなりニッチなターゲティングを作り上げることも出来ます。

作成する場合は、「興味・関心」「URL」「場所」「アプリ」をそれぞれ指定することができ、ターゲットとして考えているユーザー層として最適なものを設定していくことで、独自のカテゴリを作ることが出来ます。

カスタムアフィニティでは「URL」に競合サイトのURLを入れることが出来るがおすすめしません。

その理由を以下の記事で紹介しておりますので、良かったらお読みいただければと思います。

インテントオーディエンス(購買意向の強いユーザー層)

インテントというのは英語で意図や目的を意味していますが、その目的を達成するために積極的に行動しているユーザーをカテゴリ分けしているものがインテントオーディエンス(購買意向の強いユーザー層)となります。

先ほどのアフィニティカテゴリとインテントオーディエンスの違いとしては、アフィニティカテゴリはあくまでも興味・関心のユーザー層でありますが、インテントオーディエンスは実際の購入を考えているユーザー層となっています。

こちらもGoogle社が自動的にカテゴリ分けしているため、訴求したいターゲット層に最適なカテゴリが見つからない場合がありますので、その場合は次のカスタムインテントオーディエンスをご活用いただければと思います。

カスタムインテントオーディエンス

カスタムアフィニティカテゴリと考え方は同じで、インテントオーディエンスを自分で作り上げることが出来るオーディエンスになります。

設定する内容としては、ユーザーが積極的に購入等を考えている商品に関連するキーワードやURLを指定してオーディエンス内容を作成していくことが出来ます。

自社の社名や商品名はもちろんのこと、例えば他社での購入を考えているユーザーなどをターゲティングして、自社の広告訴求を行うことが出来ます。

実際にカスタムインテントを使うことによる効果は以下の記事でもご紹介しております。

また以前、以下の記事でもご紹介させて頂きましたが、このカスタムインテントオーディエンスはGDNではキーワードやURLの購入を考えているユーザーに配信されますが、TrueViewを含むYouTube広告では仕様が変わりそのキーワードを過去に検索したユーザーに配信することが出来ます。

例えば、他社名を検索しているユーザーに対してTrueView広告を打つことで、他社に流れるところを抑えるという動きを取ることが可能です。

リマーケティング

ご存知の方も多いと思いますが、リマーケティングも「人」をターゲットとした配信手法です。

サイト内にリマーケティングタグを埋め込むことで、一度訪問したユーザーをリスト化することが出来ます。

そのユーザーリストに対して配信することで、自社サービスに興味をもってサイトに訪問したユーザーに再度広告で訴求を行うことが出来ます。

良く追跡型広告とも呼ばれますが、あまりにしつこく配信を行うとブランド毀損という逆効果になることもありますので、ご注意ください。

またリマーケティングを行う上で、何日前に訪問したユーザーかどうかを設定することが出来ます。

この日数のことをリーセンシーと呼びますが、基本的には1日前など直近訪問したユーザーの獲得効率は高く、2ヶ月前など訪問からだいぶ経過してしまったユーザーの獲得効率は低下する傾向にあります。

類似ユーザーターゲティング

「人」のターゲティングの最後として類似ユーザーターゲティングというものをご紹介いたします。

類似ユーザーとは、先ほどのリマーケティングでリスト化したユーザーに行動履歴や興味関心が類似しているユーザーを集めたリストです。

つまりサイト内には訪問していないものの、Google側で自動的に恐らくこのユーザーもサイトに訪問する可能性があると判断したユーザーになります。

これを使用する場合に、獲得効率を重きに置いた運用を考えるのであれば、リマーケティングリストの中で獲得の良いリストの類似ユーザーリストを使用して運用していくことをおすすめいたします。

もしくは、リマーケティングで獲得の良いプレースメント先などがあれば、「時」としてプレースメントターゲティングを類似ユーザーと組み合わせることで、疑似的なリマーケティング配信を行うことも可能になります。

スポンサーリンク

まとめ

今回はGDNのターゲティング設定について、お話しさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

その商品やサービスを訴求したいターゲットをまずは明確化することが重要です。

その上で、GDNのターゲティング設定では「時」と「人」ということをしっかり考えていくことが必要になっていきます。

ただ単にどのターゲティングが効果が良いかどうかではなく、しっかりと訴求したいターゲットに対してのターゲティング設定が出来ているかを考えていきましょう。

一番はあなたがその訴求したいターゲットになりきった時に、どのようなターゲティングを組めば広告が当たるかということを考えていけば、必然的により良いターゲティングを組んでいけると思っております。

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

ディスプレイ広告
スポンサーリンク
この記事を書いた人
Tomoya Watanabe

リスティング広告の運用歴は7年で、広告代理店も広告主側もどちらも経験してきました。記事では、自らのリスティング広告の運用の経験から、実際にやってみて上手くいったことだけでなく、失敗したこともすべてリアルに解説していきます。

ブログ更新情報をチェックする
この記事が良かったらシェアをお願いします
ブログ更新情報をチェックする

以下の欄にメールアドレスを入力すると、メールでブログの更新情報を受け取ることが出来ます。

イノアークス

コメント

タイトルとURLをコピーしました