「YDNでブランドパネルの出稿が出来るようになったけど効果はあるの?」
「ブランドパネルの枠って獲得には繋がらないんじゃないの?」
そんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
確かに元々ブランドパネルの枠は純広告で販売されており、獲得に繋がるイメージはありません。
しかし実はYDNでのブランドパネルへの出稿は、CPAも低く獲得に繋がる配信が出来ます。
なぜなら、今回事例を2つご紹介させて頂きますが、通常のYDN枠と検証したところ、
獲得効率は大幅に引き上がっており、獲得数も多い状況になったからです。
また2019年5月より最低クリック単価の制度が撤廃され、なおさら配信しやすくなったこともあり、2019年6月現時点では配信しない理由が見つかりません。
そこで本日はYDNのブランドパネル広告に関して、実際に配信した効果をご紹介させて頂きますので、まだ配信したことない方は是非ご参考に頂ければと思います。
ブランドパネル枠をYDNで配信するメリット
Yahoo! Japanのトップページ上に配信される広告をブランドパネル、通称ブラパネと呼びます。
冒頭でもお伝えさせて頂きました通り、このブランドパネルの広告枠は元々純広告もしくはYahoo!プレミアムDSPでのみ配信できる仕組みになってました。
純広告の場合の費用はなかなかお高く、配信期間やクリエイティブにもよりますが、500~1,000万円ほどかかる配信枠です。
そんな配信枠が2019年2月より、
YDNでPCとタブレットデバイスのみ出稿出来るようになりました。
YDNで出稿できるようになったメリットとしては、
- 静止画であればクリック課金での配信ができること
- YDNなのでオンとオフがさくっとでき効果が悪ければすぐに止められること
- リターゲティングを用いた配信ができること
の3点があり、YDNでもっと獲得数を伸ばしたいと考えていた案件があったため、このメリットはとても大きくリリース後、早速実装を行ってみました。
YDNブランドパネル効果事例①
まず最初の事例としては、通信サービスを行っている会社様で、元々GDNよりもYDNの方が獲得効率が良い状況でした。
つまり、Yahoo!に訪れているユーザー層がターゲット層と一致しているサービスであります。
そのため、YDNでブランドパネルの出稿が出来るようになるお話を聞いた際に、一番初めに配信をさせていただきました。
なお、配信ターゲティングは通常のYDNで獲得メインであったリターゲティング、配信クリエイティブは静止画で行っています。
配信カテゴリ | IMP | CL | CTR | CPC | COST | CV | CVR | CPA |
通常のYDN | 1,153,609 | 500 | 0.04% | 95円 | 47,725円 | 14 | 2.80% | 3,409円 |
ブラパネのYDN | 36,680 | 417 | 1.14% | 164円 | 68,558円 | 14 | 3.36% | 4,897円 |
結果としてCV件数は通常YDNとほぼ同等の数値、CPAは少し引きあがっていますが、十分獲得に繋がる枠であることが分かります。
これを配信した当時、最低クリック単価150円の仕様であったため、CPCが通常と比較するとどうしても高いですが、その分CTRもCVRも高いためCVボリュームを増やすことが出来ているという結果です。
ブランドパネル枠の実配信は350×350のサイズで配信されるため、かなりインパクトがありCTRが上がりやすいと考えられます。
またCVRも高いことを考えると、
「目を惹きやすく獲得に繋がりやすい広告枠」
と言えるでしょう。
YDNブランドパネル効果事例②
次の事例が教育系サービスを展開している会社様の配信事例です。
先ほどの事例とは異なり元々GDNがメインでありましたが、教育系ということもあり許容とするCPAが高めなので、ブランドパネルの枠も合うと考え配信させていただきました。
配信ターゲティングは先ほどと同じくリターゲティング、配信クリエイティブは静止画となります。
配信カテゴリ | IMP | CL | CTR | CPC | COST | CV | CVR | CPA |
通常のYDN | 12,229,653 | 2,313 | 0.02% | 128円 | 295,607円 | 25 | 1.08% | 11,824円 |
ブラパネのYDN | 401,929 | 2,117 | 0.53% | 143円 | 303,764円 | 30 | 1.42% | 10,125円 |
こちらは通常のYDN配信よりもCV数・CPAともに改善しており、良好な結果となっています。
また先ほどと同じくやはりCTRが高いですね。
ブランドパネルの一番のメリットはこのCTRの高さですが、
そこにCVRが高いとなると「鬼に金棒」という感じで最強の広告枠、
であります。
あくまでも純広告で配信する場合は、もっと幅広いターゲットになってしまうので、このようなCVRも付いてくるという結果は期待できませんが、
YDNで配信すると興味のあるターゲットに絞り込めることで、顕在層にクリックしてもらいCV数の積み重ねに繋がります。
まとめ
ブランドパネルの枠にYDNで出稿した事例・効果をご紹介させて頂きましたが、
いかがでしたでしょうか?
ブランドパネルと聞くとハードルがとても大きかったですが、YDNで出稿出来るようになりとても身近なメニューになってきました。
また事例でご紹介した通り、通常のYDN広告よりも獲得効率が良くなることが多いため、是非現在YDN広告を回している方はブランドパネルの広告も回すことをおすすめいたします。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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