YouTube広告をこれから配信しようと考えているんだけど、どうやって設定していけば良いのか知りたい…。
YouTube広告はGoogle広告の管理画面から配信することができるんだ!
YouTubeと言えば、様々なジャンルの動画が毎日アップロードされており、再生しているユーザーも多い巨大な動画サイトです。
YouTubeのサイトにアクセスしているユーザーに対して、広告配信できるメニューがYouTube広告です。
このYouTube広告を配信する手順は、大きく以下の3つの流れで行っていきます。
- YouTube広告に必要な動画やバナーの作成
- YouTubeに動画をアップロード
- YouTube広告の入稿・設定
今回は上のYouTube広告の配信手順について、それぞれ解説をしていきます。
YouTube広告に必要な動画やバナーの作成
YouTube広告を配信する上で必要なものは、動画素材とコンパニオンバナーの2つとなります。
動画素材
YouTube広告で配信する動画の入稿規定は、配信する種類によって変わってきます。
TrueViewインストリーム広告の場合は12秒~3分未満が推奨、バンパー広告の場合は6秒以内の動画、である必要があります。
またサイズに関してはYouTubeの動画上に配信されることから、アスペクト比が16:9の横長動画を準備する必要があります。
スマホをメインに配信する場合は、9:16の縦長動画や1:1の正方形の動画も準備しておくと配信量を増やすことができます。
なお、音声が無い動画素材は審査落ちの対象となりますので、必ず音声も入れるようにしましょう。
コンパニオンバナーの作成
コンパニオンバナーとは、YouTube広告が配信される際に右上の部分に表示させることができるバナーのことを指しています。
YouTube広告が配信し終わった後も、ユーザーがページ遷移するまでバナーを表示させることができます。
コンパニオンバナーは、自分でバナーを準備する方法と動画素材のサムネイルから自動で作成する方法があります。
自分でコンパニオンバナーを準備する場合は、300×60ピクセルで150KB以内のサイズで作成する必要があります。
なお、このコンパニオンバナーはパソコンデバイスでの配信がメインとなりますので、YouTube広告をスマホ中心に配信しようと考えている場合は、自動作成の方がおすすめです。
YouTubeに動画をアップロードする
入稿する素材の準備が完了したら、YouTubeに動画をアップロードしていきます。
YouTube広告はYouTubeに動画をアップロードして、その動画を使って広告配信する仕組みになっています。
YouTubeチャンネルの作成
まずは動画をアップロードするYouTubeチャンネルを作成していきます。
なお、すでにYouTubeチャンネルを作成済みの方は、そのチャンネルを使用して頂いて問題ありません。
- 手順①YouTubeのサイトから右上のボタンから「チャンネルを作成」をクリックします。
- 手順②「始める」をクリックします。
- 手順③「カスタム名を使う」を選択します。
- 手順④設定したいチャンネル名を入力して、「作成」をクリックします。
- 手順⑤プロフィール写真のアップロード、チャンネルの説明文等を入力して、「保存して次へ」をクリックして完了です。
なお、ここで設定するプロフィール写真は、YouTube広告配信の際にロゴとして表示されますので、省略せずに設定しておくようにしましょう。
動画アップロード手順
今度は先ほど作成したYouTubeチャンネルに動画をアップロードする手順を解説していきます。
- 手順①YouTubeチャンネルから「動画をアップロード」をクリックします。
- 手順②アップロードしたい動画ファイルを選択します。
- 手順③動画の詳細の内容を入力していきます。
YouTube広告で表示される場合があるのはタイトルと動画のサムネイルになりますので、広告としてだけ配信する動画であればこの2つはしっかりと設定しておきましょう。
- 手順④終了画面やカードを追加していきます。
なおYouTube広告ではどちらも表示されませんので、設定無しでも問題ありません。
- 手順⑤公開とスケジュールの設定を行います。
YouTube広告を配信する場合は、「公開」もしくは「限定公開」でアップロードする必要があります。
その動画を広告としてだけ使いたい場合は、「限定公開」にしておけばYouTubeで検索しても表示されることはありません。
- 手順⑥動画の公開が完了したら、「動画リンク」をコピーしてメモ帳などに貼り付けておきます。
YouTube広告の入稿・設定
YouTube上に動画のアップロードが完了したら、Google広告の管理画面上に入稿を行っていきます。
設定にはGoogle広告のアカウントが必要となりますので、アカウントをお持ちでない方は「5分で分かる!Google Ads(Google広告)のアカウント開設と請求設定」の記事を参考に作成しておきましょう。
動画キャンペーンの作成
まずは動画キャンペーンの作成を行っていきますが、配信したいYouTube広告の種類によって設定方法が異なりますので、注意が必要です。
- 手順①「キャンペーン」から+ボタンを押して、「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。
- 手順②通常のTrueViewインストリーム広告やバンパー広告を配信する場合は、「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。
なお、TrueView for actionを配信したい場合は「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」、TrueView for reachを配信したい場合は「ブランド認知度とリーチ」を選択する必要があります。
- 手順③キャンペーンタイプで「動画」を選択します。
- 手順④キャンペーンのサブタイプを選択して、「続行」をクリックします。
通常のTrueView広告やバンパー広告であれば「カスタム動画キャンペーン」を選択します。
- 手順⑤キャンペーン名・入札戦略・配信する予算と期間を設定します。
入札戦略は配信する種類によって変わりますが、TrueView広告であれば「上限広告視聴単価」、バンパー広告であれば「目標インプレッション単価」を選択します。
- 手順⑥配信するネットワークを選択します。
「YouTube 検索結果」を選択するとTrueViewディスカバリー広告、「YouTube 動画」を選択するとTrueViewインストリーム広告やバンパー広告を配信、「ディスプレイ ネットワークの動画パートナー」を選択するとYouTube以外の動画サイトに配信することができます。
他にもキャンペーンの作成では設定を行うことができますが、上記の設定は必ず行うようにしましょう。
広告グループでターゲティング・単価設定
続いて広告グループの作成を行っていきます。
- 手順①広告グループ名を入力して、ユーザーおよびコンテンツの設定を行っていきます。
Google広告のターゲティング設定では、どのような人に配信するかというユーザーのターゲティングと、どの動画に配信するかという配信面のターゲティングがあります。
以下の記事にYouTube広告で配信することができるターゲティングをまとめていますので、設定の際に参考にしてください。
- 手順②入札単価を設定します。
キャンペーンの入札戦略で、「上限広告視聴単価」を選択した場合は1回の視聴に対して最大いくらを支払うか、「目標インプレッション単価」を選択した場合は1,000回の広告表示に対しての単価の目標金額を入力していきます。
配信しながら調整していく必要がありますが、視聴単価であれば2~5円ほど、インプレッション単価であれば300~450円辺りが相場になってきます。
動画広告の作成
次に配信する広告を作成していきます。
- 手順①YouTubeに動画をアップロードした際にコピーしておいたリンクを貼り付けて、動画を選択します。
検索して動画を選択することもできますが、「限定公開」でアップロードした際は表示されません。
- 手順②動画広告のフォーマットを選択します。
- 手順③ユーザーがクリックした際の最終ページURL、コンパニオンバナー、広告名を設定していきます。
YouTube広告を使ってよりサイトへの遷移を促したいようであれば、「行動を促すフレーズ」も入力しておくことをおすすめいたします。
- 手順④「キャンペーンに進む」を押して設定は完了です。
以上の設定が完了したら、Google側で審査が行われて承認されればYouTube広告が配信され始めます。
管理画面に数値が上がってくるかどうかを確認しておきましょう。
まとめ
YouTube広告は動画をYouTubeにアップロードする必要があるんだね!
YouTube広告だけじゃなくてYouTubeを使ったマーケティングが最近は増えてきているから、同時に行っていくと良いかもね!
今回はYouTube広告の配信の仕方について解説させて頂きました。
YouTube広告は配信する動画をYouTubeにアップロードしてから、入稿作業を行う必要があるため、他のリスティング広告やディスプレイ広告と比べて作業が多い広告です。
また配信目的に応じて、動画のクリエイティブからYouTube広告の種類、配信するターゲティングを決めておく必要がありますので、ただ回すだけでなくしっかりと考えて設定していくようにしましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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