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Google広告で電話コンバージョンを計測する方法を解説!

Google広告で電話CVを計測するリスティング広告

現在、Google広告を配信しているが、広告経由で電話にどの程度繋がっているかが分からない。


電話コンバージョン計測を行う機能やツールなどがあれば教えて欲しい。

今回は、このようなGoogle広告で電話のコンバージョン計測を行う方法を知りたい方に向けた記事となっております。


Google広告を配信する中で、業種によってはコンバージョン地点が電話での問い合わせとしている方も多いでしょう。

コンバージョン地点がどこであっても、コンバージョンを正確に計測することで、広告の費用対効果を把握することが出来ますし、運用調整も行うことが出来ます。

ただし、問い合わせなどをコンバージョン地点としている場合はコンバージョンページにタグを設置すれば完了ですが、電話の場合はタグを設置するなどが出来ないため、困っていらっしゃる方も多いと思います。

そこで今回は、Google広告で電話コンバージョンを計測する方法を解説させて頂きます。

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Google広告で電話コンバージョンを計測する方法

Google広告で電話コンバージョンを計測する場合には、いくつかの方法が選択肢として挙がります。

それぞれどこまで計測させたいかによって、手段は大きく変わってきます。

  • Google広告の専用転送電話番号で計測する
  • GTMで計測する
  • Google広告専用の電話番号で計測する
  • 外部の電話計測ツールで計測する

と今回は4つ解説いたしますが、この中でもコストはかけずに計測したいのであれば「Google広告の専用転送電話番号で計測する」、Google広告以外の計測をしたい場合や電話コンバージョンの数が多い場合は「外部の電話計測ツールで計測する」を読んでいただくのがおすすめです。

Google広告の専用転送電話番号でコンバージョン計測する

まず一番簡単に行うことが出来るのは、Googleが準備している専用転送電話番号を活用することです。

現在、配信しているGoogle広告のアカウントで、管理画面の設定とサイト内へのタグの設置を行えば完了します。

この専用転送番号を使うと、電話番号表示オプション・電話専用広告・ウェブサイト内の電話番号をGoogle広告専用のものに設定することで、セッション毎に計測がされているのでキーワード単位でもコンバージョン計測することが可能です。

ただしデメリットとして、Google広告の専用転送電話番号は0800から始まるものになるため、ユーザーによっては怪しい会社と思われかねないという可能性があります。

電話番号表示オプションでの電話コンバージョン計測

電話番号表示オプションとは、リスティング広告の下に電話番号を表示させることが出来る機能です。

パソコンの表示サンプル

スマートフォンの表示サンプル

パソコンであればここに表示された電話番号を見て、スマートフォンであれば電話番号の部分をタップして、問い合わせをしてきたユーザーの電話番号の計測を行うことが出来ます。

電話番号表示オプションでの電話コンバージョン計測の設定方法】

手順①:Google広告の「広告と広告表示オプション」から「+」ボタンを押して、「電話番号表示オプション」を選びます。

手順②:電話番号表示オプションの設定内容を入力して「保存」をクリックします。

どこに追加するかは、アカウント・キャンペーン・広告グループの3つから選べますので、最適なものを選択してください。

ここまでの設定では、まだ電話番号表示オプションが表示されるだけで、電話計測はされていません。

手順③:すべてのキャンペーンを選択して「設定」の項目に入り、「アカウント設定」のタブをクリックします。

手順④:「通話レポート」の中に入り、「オン」を選択して「保存」をクリックします。

以上の設定を行うと、電話番号表示オプションに表示される電話番号が、0800から始まる電話番号に自動で切り替わり、広告表示オプションから電話をかけた場合、「通話レポート」として計測がされます。

これをコンバージョンとしてコンバージョン列に計測させる場合は、さらに以下の手順が必要になります。

手順⑤:右上の「ツールと設定」から「コンバージョン」を選択して、コンバージョンアクションの「+」ボタンをクリックします。

手順⑥:トラッキングするコンバージョンの種類から「電話件数」を選択します。

手順⑦:「電話番号表示オプションを使用した広告や電話専用広告でのコール コンバージョン」を選択して続行します。

手順⑧:コンバージョンのトラッキング設定を入力して「続行」ボタンをクリックします。

通常のコンバージョン設定とほぼ同じですが、「通話時間」という項目があり何秒電話をかけた場合にコンバージョンとしてみなすかを設定することが出来ます。

手順⑨:「完了」ボタンをクリックして終了です。

以上で、コンバージョンとして計測することが出来ます。

電話専用広告での電話コンバージョン計測

電話専用広告とは、Google広告でスマートフォンのみで配信することが出来る電話コンバージョン専用のリスティング広告です。

リスティング広告は通常、ランディングページを用意してそのページにユーザーを飛ばすことで配信しますが、電話専用広告の場合は広告をタップするとページ遷移は行われず、電話をかけることが出来ます。

緊急性の高い商品やサービスを販売している場合に活用できるでしょう。

【電話専用広告での電話コンバージョン計測の設定方法】

手順①:広告の画面から「+」ボタンを押して「電話専用広告」を選択します。

手順②:電話番号を含む広告文を作成して、「新しい広告を保存」をクリックします。

ここまでの設定で、電話専用広告を配信することが出来ますが、まだ通話によるコンバージョン計測は出来ていません。

ここからの設定は、電話番号表示オプションでの設定と同じになりますので、電話番号表示オプションでの設定方法の手順③~手順⑨をご確認ください。

設定方法を確認する方はこちら

ウェブサイト内の電話コンバージョン計測

ここまで解説した電話番号表示オプションと電話専用広告は、どちらもリスティング広告の検索画面からユーザーがアクションした場合に電話計測する方法になります。

どちらも緊急性の高いサービスであれば、これで問題ありませんが、検討してもらったり比較するようなサービスになると、ランディングページに遷移してから電話をかけるユーザーも多いと思います。

広告を経由してウェブサイトに訪問したユーザーが電話問い合わせをしたときに、コンバージョン計測出来る方法がこの項目で解説する内容となります。

なお、モバイルサイトではGoogle広告の専用転送電話番号は必要ありませんが、それ以外のサイトでは転送番号が必要となるため、ウェブサイト内の電話番号が広告経由の場合0800から始まる番号に変更されます。

ただしモバイルサイトは、通話計測では無くリンククリックによるコンバージョン計測となりますので、ここではモバイル以外のサイトについて解説をしていきます。

【ウェブサイト内の電話コンバージョン計測の設定方法】

手順①:右上の「ツールと設定」から「コンバージョン」ページに入り、コンバージョンアクションの「+」ボタンをクリックします。

手順②:トラッキングするコンバージョンの種類を「電話件数」に設定します。

手順③:「ウェブサイトに掲載した電話番号への問い合わせ」にチェックを入れて、「続行」を押します。

手順④:コンバージョンアクションの内容を入力して、「作成して続行」をクリックします。

手順⑤:タグの設定方法を選択します。

ここでは「タグを自分で追加する」を選択した場合を解説いたします。

手順⑥:グローバルサイトタグの設置がまだの方は、ここに表示されているタグをサイト内の全てのページに設置してください。

手順⑦:電話番号を入力して電話番号スニペットを作成、コピーして電話番号が表示されているページのheadタグに設置します。

手順⑧:電話番号表示オプションの設定がまだ行われていない場合は、この後に電話番号表示オプションの設定を行います。

電話番号表示オプションでの電話計測の設定方法を見る

以上で、ウェブサイト内の電話番号が自動でGoogle広告専用の転送番号に切り替わります。

GTMでコンバージョン計測する

すでにサイト内にGTMが設置されているサイトの場合、GTMで電話計測を行おうと考えている方もいらっしゃると思います。

GTMを利用する場合は、通話のアクションまでは計測することが出来ず、スマートフォンなどでタップしたユーザーの数を計測することになります。

そのため、正確な通話数を計測することは出来ません。

もしGTMを使って電話計測する場合は、「電話をかける」などのボタンクリックをトリガーとして、Google広告のCVタグを発火させることで、簡単に計測が可能です。

Google広告専用の電話番号でコンバージョン計測する

ランディングページをGoogle広告のみで使う専用ページを作り、Google広告専用に準備して電話番号を掲載して広告配信することで、電話コンバージョンを計測する方法です。

この方法だと、モバイルサイトに限らず広告からランディングページに遷移した全てのユーザーの電話計測が出来るようになります。

またGoogle広告専用転送番号のように0800から始まる電話番号ではなく、自分で電話番号を準備出来ます。

ただし計測は管理画面では無く、実際にその電話番号でかかってきた件数から判断することになりますので、キーワード単位など細かい計測を行うことが出来ません。

新規で電話番号を準備する方法

現在の電話回線を契約している状況によって異なります。

例えば、ひかり電話のオフィスタイムなどをご利用の方は、NTTに依頼をすることで月額料金は多少上がりますが、追加の電話回線を準備してもらうことが出来るようです。

そのため一度NTTなどに連絡をかけてみるのが良いでしょう。

外部の電話計測ツールでコンバージョン計測する

外部で販売されている電話計測ツールを導入して、電話コンバージョンを計測する方法です。

そのツールによって計測の手法は様々ですが、Javascriptを用いてサイトに訪問したユーザー単位で電話番号を変更して計測させる、ということが出来ます。

この方法の場合、別でランディングページを準備する必要も無く、キーワード単位で電話CVを計測することが可能になります。

またツール会社で電話番号の手配を行うことができ、Google広告専用転送番号のような0800から始まるものではなく、0120や03など安心できる電話番号を使うことが出来ます。

Google広告はもちろんですが、それ以外の広告メニューにも使用することが出来ます。

ただし、広告経由でのユーザーの訪問数に応じて電話番号が必要となり、その分金額も高くなってしまうというデメリットもあります。

電話計測ツールとして有名なツールは、コールトラッカー‎やDelacon(デラコン)というツールです。

どちらもGoogle Analyticsなどの別ツールとの連携を行うことも可能ですので、電話コンバージョンの数が多い場合やGoogle広告以外での配信メニューも多数あるという場合は、分析を行う上でもこのようなツールを導入しておくことをおすすめいたします。

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まとめ

まとめ

今回はGoogle広告で電話コンバージョンを計測する方法について解説させて頂きました。

予算が問題無いのであれば、外部ツールを入れるのが設定周りも含めて依頼できてしまうので安心です。

ただ予算が無い場合であっても、0800から始まってしまう転送番号でも良ければ、Google広告で準備されている通話計測機能を活用するのが、より正確な通話計測を行うことが出来るでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

リスティング広告
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この記事を書いた人
Tomoya Watanabe

リスティング広告の運用歴は7年で、広告代理店も広告主側もどちらも経験してきました。記事では、自らのリスティング広告の運用の経験から、実際にやってみて上手くいったことだけでなく、失敗したこともすべてリアルに解説していきます。

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