インターネットで広告を配信してみたくて調べていて、リスティング広告というのを見つけたんだけど、どんな広告なんだろう?
それにリスティング広告って、いくらくらいかかるんだろう?
あと、どのくらい効果があるのかも気になるなぁ。
インターネットの広告費は年々伸長しており、大手広告代理店の電通のリリースでは2019年にテレビの広告費を抜いたことで、よりインターネット広告は注目されています。
そのインターネット広告の中でも、使われることの多いのがリスティング広告と呼ばれる広告になります。
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索画面に配信される広告で、費用対効果が高く、企業だけでなく個人でも簡単に配信できます。
その一方で運用型広告とも呼ばれ、ただ配信するだけではなく、配信した数値を元に細かく修正や改善していく必要のある、少し手間のかかる広告です。
今回は、まだリスティング広告を知らない方に向けて、どんな広告で効果や費用がどんな感じなのかをまとめていきます。
リスティング広告とはどんな広告なの?
まずは、リスティング広告がどんな広告なのかについてまとめていきます。
GoogleやYahooが掲載場所の広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!に表示される広告のことをいいます。
何か知りたいことがあったり、欲しいものがあったりすると、GoogleやYahoo!の検索エンジンを使って検索したりしますよね?
この検索したときの画面に表示されるのが、リスティング広告になります。
GoogleやYahoo!はもちろんですが、他にもBiglobeやnifty、Abemaなど、ほとんどの検索エンジンに表示させることができます。
また、この表示された広告をクリックすることができ、サイトや商品ページなど見て欲しいリンク先に飛ばすことができます。
検索したキーワードに連動した広告
リスティング広告の最大の特徴は、検索した内容に合わせて配信することができる広告です。
検索連動型広告とも呼ばれますが、検索したキーワードと連動した形で広告を配信することができます。
たとえば、「飛行機 チケット」と検索した人に広告を配信する、という仕組みです。
他にも、「飛行機」を含むキーワードを検索した人に広告を配信したり、「沖縄」と「旅行」の2語を含むキーワードで検索した人に広告を配信するなど、細かく設定することができる自由度の高い広告です。
- リスティング広告はGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したに広告配信される
- 検索するキーワードに合わせて広告を配信することができる
リスティング広告の費用はいくらかかるの?
広告といえば、やっぱり気になるのが費用ですよね。
広告配信したくても、費用が高かったら配信できないですからね。
そこでここからは、リスティング広告がいくらかかるのかをまとめていきます。
1クリックされると広告費がかかる仕組み
リスティング広告には、月額料金や最低の出稿費用という仕様はありません。
どうやって広告費が決まるかというと、表示された広告がクリックされた場合にのみ広告費がかかります。
もう少し具体的に書くと、1回当たりのクリック単価とクリックされた回数によって、広告費がかかってきます。
クリック単価×クリック回数=広告費
そのため、リスティング広告を表示しただけでは広告費はかかりません。
競合や表示したい場所でクリック単価が変動する
リスティング広告は、クリックされた分しか費用は発生しませんが、デメリットもあります。
オークション入札とも呼ばれますが、広告を配信したいキーワードに他の企業も配信していた場合、競合となりクリック単価が上がってしまうことがあります。
このクリック単価は、キーワードや掲載したい場所によって異なり、10円以下になることもあれば、5,000円を超えるということもあります。
そのため、競合の多い業界ではクリック回数が少なくても、広告費が高額になってしまうことが多々あります。
リスティング広告にいくらの予算を使うべきか?
リスティング広告は、0円からでも配信することができるので、いくらかかるのかを考えるよりも、いくら使うべきかを考える必要があります。
もちろん、予算が高ければ高いほど、競合よりも有利に配信できるのですが、効果が上がるとは限りません。
あまり競合がいない商品やサービスであれば、月に10万円ほど使えば、効果があるかどうかの判断軸にはなるかと思います。
競合が多い事業では、月に100万円ほどの予算を確保しておくといいかもしれません。
ただ、いきなり高い広告費を出すのは難しいと思いますので、まずは少額から始めてみて、売上に少しでも影響があるのであれば、増やしていくという形でも良いかと思います。
- 広告をクリックされたら広告費がかかる
- キーワードによってクリック単価が高い
- まずは少額からスタートもできる
リスティング広告って効果はあるの?
先ほどの章では、リスティング広告の費用についてまとめていきましたが、この広告配信で効果がなかったらあまり意味ないですよね。
広告を配信する目的には、大きく「売上を上げるため」と「より多くの人に知ってもらうため」の2つに分けられますが、リスティング広告は「売上を上げるため」に使われることが多いです。
そこでここからは、リスティング広告が売上に効果があるのかどうか、についてまとめていきます。
検索キーワードの目的とマッチすれば費用対効果が高い
結論からいうと、リスティング広告は非常に費用対効果の高い広告です。
つまり、広告を配信することで売上を上げやすいといえます。
なぜなら、前の章でも書きましたが、リスティング広告はキーワードに合わせて広告配信することができます。
例えば、「飛行機 沖縄 チケット」と検索している人に対して、沖縄の飛行機チケットを販売したら売りやすいですよね。
リスティング広告で検索したキーワードとマッチしている商品を広告配信すれば、費用対効果は非常に高いということができます。
表示回数が少なければ広告配信の効果はない
ただし、いくら検索したキーワードとマッチしているとはいえ、検索する人がいなければ売上に繋げることができません。
誰もその商品を欲しがっていなかったり、そもそも知らない人や興味のない人は検索すらしませんので、その場合リスティング広告には不向きといえます。
まだ検索されないだけなら、クリックされることもなく広告費はかかりません。
ここで広告の効果を無理やり出そうとして、検索数の多いキーワードを追加しがちなのですが、商品とマッチしないと購入されることもないため、結局広告費のみがかかってしまうことがあります。
そのため、リスティング広告にとってその商品やサービスとマッチしているキーワードの検索回数は、とても重要な指標になってきます。
- リスティング広告は費用対効果の非常に高い広告
- マッチしているキーワードの検索回数が重要な指標になる
リスティング広告ってどうやって始めるの?
ここまでで、リスティング広告の表示される場所や費用、効果の有無を説明してきました。
あとは商品やサービス、またプロモーション方法によって、リスティング広告を配信すべきかどうかを決めていきましょう。
ここからは、リスティング広告をどのように配信するのか、についてまとめていきます。
広告アカウントを作る
それぞれGoogle広告、Yahoo!広告という名称で、サービスを展開しているので、その広告アカウントを作る必要があります。
Google広告では、現在使用しているGoogleアカウントがあれば、そのアカウントを使って開設することが出来るので、特に新しいメールアドレスを準備したりする必要がなくなります。
また、Yahoo!広告もYahoo Japan IDと連携することが出来ますので、簡単にログインすることができます。
広告配信の設計内容を設定
広告アカウントが準備できたら、どのキーワードでどのような広告を配信していくのか、という配信内容を設定していきます。
設定自体は、画面に沿ってできるので簡単ですが、この配信内容はリスティング広告にとって重要なポイントで、効果を上げられるかどうかが決まってきます。
ただ、いきなり完璧な設定をするのは難しいので、配信しながら修正してを繰り返してみましょう。
審査されて問題無ければ配信
広告内容が設定できたら、広告審査というステータスになります。
この広告審査は、設定した内容がそれぞれの広告掲載基準のポリシーに沿っているかどうかの確認作業になります。
例えば、危険な商品であったり、偽造品であったりがあると、審査落ちとなり広告配信ができません。
リスティング広告を配信する場合は、この広告掲載基準に沿っている商品やサービスかどうかを確認しておきましょう。
設定した広告内容に問題がなければ、配信開始となります。
- リスティング広告の配信はGoogle、Yahoo!それぞれのアカウントが必要
- 配信内容の設定はリスティング広告において超重要
- 広告掲載基準に沿った商品・サービス以外は配信できない
まとめ
このページでは、初めてリスティング広告を配信しようとする方に向けて、リスティング広告がどんな広告かを中心にまとめていきましたが、わかりましたでしょうか?
簡潔にまとめると、
- リスティング広告は検索画面にキーワードに連動して配信される
- クリックされた場合のみ広告費が発生する
- リスティング広告は売上に対する費用対効果が高い
- 設定する配信内容でリスティング広告の成果は大きく変わる
となります。
リスティング広告はかなり奥の深い運用型広告のため、知識や経験は重要になります。
ただ、売上に直結できることもあり、好きな人も多いと思いますので、このサイトで是非一緒に学んでいきましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!